紙屋さんブログ

土佐の自然を愛する親父です。

子供か,はたまた老人か・・・

2012年09月04日 17時06分37秒 | 日記
高知県津野町(元葉山村)に住んで,消費経済を推し量ってみると、幼児の体が大きくなり寸法が合わなくなる物か、腰が痛い・足が痛いで手がかかるようになった老人が使う物しか買う物以外の必要性が見当たらないのです。保育園から老人ホーム迄の中間がゼロ消費経済なんです。自動車税が年間7千円の軽自動車も1人づつ一台はあるし、「デジタル化」で買った液晶テレビも今後10年余りは不要。冷蔵庫も,洗濯機も炊飯器もあります。流行の「スマートホン」は、田舎生活では使い道がないので、「連絡用」の今迄の携帯で十分です。ランチやデイナーで町には行かないからオシャレ着も不要です。むろん、美容も必要なし。
 厚生労働省が9月4日発表の7月の毎月勤労統計調査(速報)「基本給や残業代、特別給与」の現金給与総額は前年同月比1.2%減の「36万1928円」となり、3カ月連続で減少した。(基本給の所定内給与は前年同月と同水準の「24万3729円」)今夏の賞与などの特別給与が同4.3%減の9万9926円と大幅に減っています。
 印刷加工業も苦戦。日本の全国的な消費不況で、商業印刷の二大印刷も、営業利益が大幅にダウンしています。此の8月だけでも、中小規模の印刷屋さんが沢山倒産しました。大阪では「谷村高速印刷」3億5千万円、「ラビット紙工」7千4百万円。東京「日美印刷」1億8千万円。群馬県「上武カラー印刷」4億2千万円。石川県「大日」3億円や、愛知の「芝一」などが出ました。「印刷業」も印刷だけではやって行けず「総合デジタル加工」に打って出る必要があります。当然,川上の製紙産業も変化すべきです。商業印刷用紙が6割の日本製紙と,商業印刷部門が1割の王子製紙とでは、明らかな差がついてくる事でしょう。
今日は朝から畑仕事。草引きも快調に住ませました。「鍬」で掘り起こし、草をとりのぞく作業より,手前から順番に「手で」一草、一草、引き抜く方が早くおわります。写真は,日航旭ロイヤルの部屋から移した「雲海の流れ」です。