テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

ちょっとはずした山形の旅④~縄文の女神と冷しラーメン

2013-06-01 08:01:23 | 国内旅行ー北海道・東北
 山形の最上家って、奥州の武家の中では、伊達家や上杉家の陰に隠れて、いま1つ地味な感じ。しかし、ここ山形では最上義光公の没後400年の記念の催しが行われていました。山形城址には、義光公の雄々しい騎馬武者像がありました。次の出張先、山形市です。



 こちらは、山形城址の霞城公園内にある旧済生館本館です。擬洋風建築で、病院として使われていました。重要文化財です。1階部分が丸くなっていますが、中庭を取り囲むようになっています。現在は、山形市郷土館です。無料で入れます。展示は、かつて病院だったので、医学関係の資料が中心です。



 山形の医学・医療の発展に功績があったというオーストリアのローレツ博士の記念碑です。



 同じく霞城公園にある山形県立博物館です。入館料300円です。



 山形が浅い海だった時代に生息していたヤマガタカイギュウの化石です。博物館の半分は、こうした自然科学系の標本類です。発光させなければ写真撮影可でした。



 残り半分が歴史関係の展示です。そして、こちらが山形市観光の白眉である土偶です。「縄文の女神」という渾名がつけられている国宝です。腰から背中にかけての線がなんともいえません。頭部はヘルメットをかぶったみたいに簡略化されえています。全体的に、なんだか抽象彫刻を見ているかのようです。



 「縄文の女神」の隣に展示されていた土偶です。なぜか複製。保存上の問題は特にないと思うのだが…。こういうのをみると、米沢の国宝「洛中洛外図屏風」のこともあるので、「縄文の女神」さまも複製じゃなかろうか、という疑問がむくむくと湧き上がりました。



 霞城公園から少し北へ行ったところにある北山形駅。



 この古びた駅舎の真ん前にあるのが、山形名物冷しラーメンの有名店「栄屋分店」です。



 ラーメンの他に、うどんもある麺類のお店。そばは休止中でした。



 さて、冷しワンタンメン(850円)です。スープには氷が浮かべられています。それを一口すすってみると、あっさり醤油味です。冷たいせいか、薄味に感じられます。



 麺はやや太めのストレート麺。口に入れて噛んでみると、コシがあるというよりはゴチゴチです。かなりの硬度。そして、冷たいせいか、スープとの絡みが悪いです。だから、あまり味のしないカチカチの麺を咀嚼する感じになります。



 薄手のワンタンが10個ぐらい入っていました。こちらは、つるりんとした食感で、暖かくなくてもおいしかったです。



 う~む、正直、期待外れでした。まあ考えてみれば、これだけ情報が流通し、麺類の飲食店が売り上げを競い合っている時代で、もし冷しラーメンがかなりおいしいものであったとしたならば、夏場の戦力として、もっと全国的に普及しているはずです。それが、山形固有の料理にとどまっているというのは、それなりのものだということではないでしょうか。ちなみに、まだ5月末だったせいかもしれませんが、地元のお客さんは暖かいラーメン類を注文する人の方が多かったです。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿