前田啓二 米沢には山形大学工学部があります。同じ地方国立大学でも、見るべき建築物などまったくない愛媛大とは異なり、山大工学部の敷地の中には重要文化財の旧米沢高等工業学校本館があります。しかし、修復中のため、内部見学はできず。上杉博物館につづき、米沢くんだりまで来てなんのこっちゃ、という感じでした。
この山大工学部の前に「山大前やまとや」という学生向けの安い定食屋を思わせる名前の飲食店があります。このお店が、実はおみやげ用ラーメンまで販売されている米沢ラーメンの有名店です。
店内は満席でした。
中華そば(600円)を注文しました。「龍上海」と同様、丼鉢のふちまでスープが入っています。これが山形流なのであろうか。お姉さんが、それをこぼさないようにそろりそろりと運んできます。具は大きめのチャーシューにシナチク、ネギと、素っ気ないもの。スープをすすると、まずニンニクの風味を感じます。全体的には、あっさりしょうゆ系です。
麺は細めの縮れ麺。ただし、コシはありません。量がかなり多く、有名になる前は、主たる客層が山大生だったんだろうなと思わせました。
いっぱいに注がれたニンニク風味のスープを飲み干していくと、「おしょうしな」という奇妙の文字が出現します。何の呪文かと思ったのですが、この地方の方言で「ありがとう」という意味なのだそうです。
こんな中華スープで炊いたご飯というものもありました。頼みませんでしたが、どのようなものなのであろうか。
「山大前やまとや」の前には、林泉寺というお寺もあります。直江兼続公の廟所があるお寺とのこと。ところが、「天地人」放映でいい気になった住職が関所を設けて観覧料を取りくさるようになっていました。たとえ数百円とはいえ、お墓を見るのにお金を払うのはバカらしいし、ごうつくばりのクソ坊主を設けさせる気にもならなかったので、そのまま帰りました。どうも米沢は、はずしが多いです。
さて、米沢4中前にある「熊文」です
こちらも米沢ラーメンの有名店です。
ラーメン専門店です。
米沢の中心部から外れていますから、店内は広いです。
中華そば(550円)です。「山大前やまとや」とは異なり、ナルトと海苔が具に加わります。そのかわり、チャーシューは小さくなります。一番の違いは、スープにニンニク風味がないことです。クセがないといえばクセがないのですが、特徴のない単なるあっさりしょうゆスープです。
麺はやはり縮れ細麺。そして、「きよえ食堂」「山大前やまとや」同様、コシのないクタっとした麺です。そしてこれまた共通に麺の量が多いです。しかし、このラーメンがなんでもてはやされるのか、正直よくわからないなあ。
最後に、こちらは宮坂考古館です。隆慶一郎先生の『一夢庵風流記』で一躍名前が知れるところとなり、マンガ化によって一般にも知れ渡ることになった傾奇者の前田慶次が着用したと伝えられる赤色の鎧兜が展示されています。まあ、それだけといえば、それだけなんですが。入場料400円を払って入館しました。
米沢ラーメンの印象は、量は多いけれどコシのない縮れ細麺と、あっさりした醤油スープといったところ。個人的には、大騒ぎするほどおいしいとは思えませんでした。
この山大工学部の前に「山大前やまとや」という学生向けの安い定食屋を思わせる名前の飲食店があります。このお店が、実はおみやげ用ラーメンまで販売されている米沢ラーメンの有名店です。
店内は満席でした。
中華そば(600円)を注文しました。「龍上海」と同様、丼鉢のふちまでスープが入っています。これが山形流なのであろうか。お姉さんが、それをこぼさないようにそろりそろりと運んできます。具は大きめのチャーシューにシナチク、ネギと、素っ気ないもの。スープをすすると、まずニンニクの風味を感じます。全体的には、あっさりしょうゆ系です。
麺は細めの縮れ麺。ただし、コシはありません。量がかなり多く、有名になる前は、主たる客層が山大生だったんだろうなと思わせました。
いっぱいに注がれたニンニク風味のスープを飲み干していくと、「おしょうしな」という奇妙の文字が出現します。何の呪文かと思ったのですが、この地方の方言で「ありがとう」という意味なのだそうです。
こんな中華スープで炊いたご飯というものもありました。頼みませんでしたが、どのようなものなのであろうか。
「山大前やまとや」の前には、林泉寺というお寺もあります。直江兼続公の廟所があるお寺とのこと。ところが、「天地人」放映でいい気になった住職が関所を設けて観覧料を取りくさるようになっていました。たとえ数百円とはいえ、お墓を見るのにお金を払うのはバカらしいし、ごうつくばりのクソ坊主を設けさせる気にもならなかったので、そのまま帰りました。どうも米沢は、はずしが多いです。
さて、米沢4中前にある「熊文」です
こちらも米沢ラーメンの有名店です。
ラーメン専門店です。
米沢の中心部から外れていますから、店内は広いです。
中華そば(550円)です。「山大前やまとや」とは異なり、ナルトと海苔が具に加わります。そのかわり、チャーシューは小さくなります。一番の違いは、スープにニンニク風味がないことです。クセがないといえばクセがないのですが、特徴のない単なるあっさりしょうゆスープです。
麺はやはり縮れ細麺。そして、「きよえ食堂」「山大前やまとや」同様、コシのないクタっとした麺です。そしてこれまた共通に麺の量が多いです。しかし、このラーメンがなんでもてはやされるのか、正直よくわからないなあ。
最後に、こちらは宮坂考古館です。隆慶一郎先生の『一夢庵風流記』で一躍名前が知れるところとなり、マンガ化によって一般にも知れ渡ることになった傾奇者の前田慶次が着用したと伝えられる赤色の鎧兜が展示されています。まあ、それだけといえば、それだけなんですが。入場料400円を払って入館しました。
米沢ラーメンの印象は、量は多いけれどコシのない縮れ細麺と、あっさりした醤油スープといったところ。個人的には、大騒ぎするほどおいしいとは思えませんでした。
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