さて、山を降りてきてまんのうに。「長田in香の香」の本家筋らしい「長田うどん」が4軒目です。
山に行って帰ってきたので、すでにお昼時。店内は満杯です。お店の裏側にも食べることができる空間がつくられていました。店内は混んでいたので、それなりに待ちました。注文から食事までの、このお店の流れを把握できていない初老の男が、「いつまで待たせるんだあー」などと、怒りを爆発させて引き戸を大きな音を立てて開け閉めしたりしていました。今はやりの「暴走老人」でしょうか。見苦しいこと、この上ありません。
そんな初老の男を横目に、やってきました冷しの小(250円)。いつもは釜揚げのシャム社長も、きょうは冷し。なぜか人の真似をしてきます。このお店のうどんも、太さなどが不均一で、手打ち感が出ています。そして、弾力のある型です。いりこだしは、「長田in香の香」よりも、若干濃いめに感じました。
「長田うどん」の斜め向かいにある「小縣家」。シャム社長は、駐車場の巨大大根の絵の上に、意味不明に寝転がり、周囲から顰蹙をかっていました。
団体客も入れるようなお店で、店内は広々としています。
注文したのは、もちろん「小縣家」名物の醤油うどん(450円)。まず、大根が運ばれてきます。シャム社長は、東京農業大名物の大根踊りをやって、顰蹙をかっていました。国立の東京農工大の友人が、「大学名をいうと、『ああ、あの大根踊りの』」という反応が必ずかえってくると、こぼしていたのを思い出します。私どものような、いかにも観光客風の客には、大きな大根を出してくれる傾向があるように思いました。
大根で人目をひくだけではありません。うどんも、ちゃんとコシのあるものがでてきます。すべすべしていますね。
冬の大根は甘いので、これでもかと大根をすって、うどんの上に投入しました。始めのほうにすった大根は甘かったのですが、後のほうにすった大根は辛味がありました。シャム社長は「一粒で2度おいしい」などという、古い謳い文句を言った上で、「大根は根元のほうにいくと辛くなるのじゃ」と、もともと農家の出らしい薀蓄を披露してくれました。
大根をすりすぎたため、食べ終わると大根の汁がのこって、ぶっかけを食べ終わった後のようになってしまいました。
まんのうから善通寺へ。善通寺には甲子園をわかせた名門校・尽誠学園があります。この尽誠学園グラウンドで、伊良部や谷が白球を追っていたかと思うと、感慨もひとしおです。そんなところに、シャム社長は「ジンセイって、『人生』かと思っとった。そう思わんぞお」などと伊予弁で言います。そう思うのは、シャム社長一人でしょう。
尽誠学園のグラウンドの脇をぬけて横道に入ると「白川」があります。
以前いったときと違うお兄さんが厨房にいました。前はカレーうどんにしたのですが、今回はかけの冷の小(200円)にしました。出てきたうどんは、細めのもので、弾力のある、やや柔らかめのうどんでした。うすい色をしたいりこだしは美味でした。飲めますね。
ふと店内を見回すと、工事の注文承りますの「お知らせ」。
「白川」は大企建設グループのグループ内企業なのだそうです。駐車場には、大企建設の作業用車両が何台もとまっています。
建設会社が多角経営に飲食店をやるのはわかります。しかし、そのお店が郊外のピカピカのファミレスとかではなくて、農地のなかの古さびた民家を改造したようなうどん店というところが、いかにも香川県ですねえ。香川って、ほんとうにディープな県です。
山に行って帰ってきたので、すでにお昼時。店内は満杯です。お店の裏側にも食べることができる空間がつくられていました。店内は混んでいたので、それなりに待ちました。注文から食事までの、このお店の流れを把握できていない初老の男が、「いつまで待たせるんだあー」などと、怒りを爆発させて引き戸を大きな音を立てて開け閉めしたりしていました。今はやりの「暴走老人」でしょうか。見苦しいこと、この上ありません。
そんな初老の男を横目に、やってきました冷しの小(250円)。いつもは釜揚げのシャム社長も、きょうは冷し。なぜか人の真似をしてきます。このお店のうどんも、太さなどが不均一で、手打ち感が出ています。そして、弾力のある型です。いりこだしは、「長田in香の香」よりも、若干濃いめに感じました。
「長田うどん」の斜め向かいにある「小縣家」。シャム社長は、駐車場の巨大大根の絵の上に、意味不明に寝転がり、周囲から顰蹙をかっていました。
団体客も入れるようなお店で、店内は広々としています。
注文したのは、もちろん「小縣家」名物の醤油うどん(450円)。まず、大根が運ばれてきます。シャム社長は、東京農業大名物の大根踊りをやって、顰蹙をかっていました。国立の東京農工大の友人が、「大学名をいうと、『ああ、あの大根踊りの』」という反応が必ずかえってくると、こぼしていたのを思い出します。私どものような、いかにも観光客風の客には、大きな大根を出してくれる傾向があるように思いました。
大根で人目をひくだけではありません。うどんも、ちゃんとコシのあるものがでてきます。すべすべしていますね。
冬の大根は甘いので、これでもかと大根をすって、うどんの上に投入しました。始めのほうにすった大根は甘かったのですが、後のほうにすった大根は辛味がありました。シャム社長は「一粒で2度おいしい」などという、古い謳い文句を言った上で、「大根は根元のほうにいくと辛くなるのじゃ」と、もともと農家の出らしい薀蓄を披露してくれました。
大根をすりすぎたため、食べ終わると大根の汁がのこって、ぶっかけを食べ終わった後のようになってしまいました。
まんのうから善通寺へ。善通寺には甲子園をわかせた名門校・尽誠学園があります。この尽誠学園グラウンドで、伊良部や谷が白球を追っていたかと思うと、感慨もひとしおです。そんなところに、シャム社長は「ジンセイって、『人生』かと思っとった。そう思わんぞお」などと伊予弁で言います。そう思うのは、シャム社長一人でしょう。
尽誠学園のグラウンドの脇をぬけて横道に入ると「白川」があります。
以前いったときと違うお兄さんが厨房にいました。前はカレーうどんにしたのですが、今回はかけの冷の小(200円)にしました。出てきたうどんは、細めのもので、弾力のある、やや柔らかめのうどんでした。うすい色をしたいりこだしは美味でした。飲めますね。
ふと店内を見回すと、工事の注文承りますの「お知らせ」。
「白川」は大企建設グループのグループ内企業なのだそうです。駐車場には、大企建設の作業用車両が何台もとまっています。
建設会社が多角経営に飲食店をやるのはわかります。しかし、そのお店が郊外のピカピカのファミレスとかではなくて、農地のなかの古さびた民家を改造したようなうどん店というところが、いかにも香川県ですねえ。香川って、ほんとうにディープな県です。