テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

間諜Tその1~尼崎チャンポン偵察

2010-02-11 08:45:15 | 国内旅行ー関西
 東京から帰ってくると、すぐに関西出張でした。まず尼崎へ。お堅いはずの金融機関も、関西ではこんなふうになってしまいます。尼崎信金は、以前より、タイガースの応援に熱心だったと思います。思い起こしてみると、めずらしくタイガースが優勝争いに絡んだりすると、「地元はこんなにもりあがっていまあ~す」というような調子でとりあげられるのは、甲子園球場のある西宮ではなく、尼崎のような気がします。



 高級住宅街を抱え、お高くとまった感じがある西宮よりも、労働者の街・尼崎の方が、関西を映す絵になりやすいからでしょうか。それとも、ほんとうに尼崎が他の地域よりも盛り上がっているだけの話なのでしょうか。



 そんな尼崎市は、どうやら市の象徴にはなみずきをつかっているようです。「はなみずき」を見た瞬間、反射的に松山市南部にあたらしくできた道路を思い浮かべてしまった自分がコワイ、です。「もぎたて」が、1年1度は「はなみずき通り特集」とかをやるせいだな、これは。



 尼崎といえば、チャンポンを名物にしようとしているということを、テレビが取り上げていました。そこで、同じくチャンポンでのまちづくりをはかっている八幡浜市の密命をおびて偵察に乗り込みました。というのは、もちろん嘘で、個人的な興味で行きました。まず、国道2号線沿いの「天遊」に。「尼崎ちゃんぽん」の看板が見えます。ところが、定休日!



 そこで、近くのこの商店街のなかにある「大貫」へ。



 こちらは、「尼崎チャンポン」の看板はなく、まだ足並みがそろっていないようでした。



 「御献立」をみると、ほとんどが1000円以上。ラーメン店の価格設定というよりよりも、中華料理店のそれに近いようでした。チャンポンも1000円です。



 こちらがチャンポンです。麺に中華丼の餡がかかっているという感じです。スープではないのが、尼崎の特徴です。



 麺をほじくりだすと、こんな感じです。黄色い太めの中華麺です。麺の中華丼という感じですね。あとから知ったのですが、この「大貫」は、関西ではラーメンの有名店だそうです。他のお客さんが食べていたラーメンは、いかにも濃そうなスープでおいしそうでした。もし、尼崎に行く機会がまたあれば、今度はラーメンを食べてみたいです。



 「天遊」が休みだったので、JR尼崎駅のほうの「ソウル・カレーカフェ」にいって、カレーを食べてみることにしました。



 チキンカレー(830円)です。お母さんがつくっていたカレーを受け継いだということで、基本のカレーは「おかんカレー」と名づけられています。辛さとともに、フルーツ系の甘味と酸味も感じさせる複雑な味わいのカレーでした。「おかんカレー」なんていう、けったいな名前をつけているわりには、お店のおにいさんはほぼ標準語でした。標準語だと、かえってヘンな感じですね。最後も「ありがとうございました」です。「おおきに」といわれると、ああ関西だなあ、と思うのですが。



 翌日、大阪へ。梅田の阪神百貨店の地下には、平日だというのに長蛇の列。



 「ガトーフェスタ ハラダ」って、こんなに並んでまで買いたいほど、おいしいものを売っているのでしょうか。今、列に並ぶと1時間半待ちとのことでしたので、残念ながらあきらめました。



 大阪でみかけた看板です。愛媛産のお魚というのは、宣伝材料になるようでなによりです。



 さて、このあと、仕事の合い間をぬって、もう1ヶ所、テトキチのスパイ大作戦が敢行されました。