テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

台湾パックツアー駆け足のたび③(台中・台北)

2010-02-07 11:48:01 | 海外旅行
 台中のホテルの朝食には、魯肉飯がありました。味付けは昨晩のお店と違い、ふつうの一般的な味つけでした。ここぞとばかりに、お店で出される量の4倍ぐらいのそぼろをご飯にかけて食べました。



 台中では宝覚寺へ。台湾で亡くなられた日本人のお墓もあるのですが、第2次大戦中、日本軍で一緒に戦った台湾人戦没者の慰霊塔があります。



 なぜか大きな布袋様もいました。台湾にきてからというもの、シャム社長にあわせて食べ過ぎています。この布袋様の腹のようにならないようにしなければなりません。



 さて、一路台北へ。必ずいく観光名所の中正紀念堂です。1階にある蒋介石がつかったロールスロイスなどの遺品の展示は端折られました。こういうところは、やっぱりツアーです。しかし、衝撃的なことを知りました。私は前回、一人でいった台北旅行の際、この蒋介石の巨大な銅像を見ずに帰ってきたということを気づかされたのです。アホとしかいいようがありません。中正紀念堂までいって、あの銅像を見ずに帰る人も、そうはいないのではないでしょうか。シャム社長にコケコケにされました。



 台北市内で、ふとすれちがったトトロバス。著作権料は支払われているでしょうか。「トトロ」は「龍猫」と表記するのですね。



 台湾旅行最大の目玉・故宮博物院です。ツアーですが、2時間の見学時間をとってくれました。シャム社長は「時間が足りない」と文句たらたらでしたが、意外と展示空間がせまいのです。一通りみてまわるぐらいだったら、2~3時間で十分ではないでしょうか。膨大な収蔵品に対して、展示空間がつりあっていないため、必見とされている作品でも、展示されていないものが多々あります。自称書道の達人・シャム社長は、自分の書の源流だという王義之の書が展示されていなかったので、ガックリしていました。



 またまた意味不明のツアーめしを食べた後は、士林夜市にくりだしました。観光客と地元の人とであたりはごったがえしていました。そして、ここに一列長い列ができていました。



 なにごとかと思ってみてみると、この鶏の唐揚げを求める人々の列でした。よっぽどおいしいんでしょうねえ。



 われわれは、麺をたべることに。場内の屋台に入りました。たいがいの飲食店は、品書きに日本語を併記しているようでした。



 台湾名物の牛肉麺をたのみました。90元(約270円)と、台湾の麺にしては値段がはりました。しかし、この真っ黒なスープは、牛の出汁が出た濃厚なもので非常においしいです。麺もしっかりとコシがあり、なによりも柔らかく煮込まれた牛肉がたっぷりのっています。ツアーめしでお腹いっぱいでしたが、この牛肉麺でもうこれ以上無理という状態になってしまいました。



 このようなデザート系もおいしそうなのがあったのですが、残念ながらあきらめました。先ほどの鶏の唐揚げもホテルに買って帰る予定だったのですが、これまた断念。残念無念。ツアーめしを控えめにしないシャム社長がうらめしいです。



 この日泊まった円山大飯店。映画『飲食男女(恋人たちの食卓)』にでてきたホテルですね。そういうこともあって、このホテルに宿泊するツアーに申し込みました。



 この赤い円柱が立ち並ぶロビーを、映画の主人公であるコック長が足早に進む場面が、映画の始めのほうにありましたね。



 バスの中で、ガイドさんが「きょうのお客さんはホッキーね。部屋はスイート」と案内しました。実際に入室してみると、寝室以外に、このような広い別室がついている豪華なスイートルームでした。こんなことは、もうないだろうな。ホッキーだ! 「ホッキー」とは、シャム社長が聞き出したところによると「福気」と書くそうです。台湾語で、「運がいい」という意味だそうです。ほんとうに、ホッキーだ! ホッキーだ! ホッキーだ!



 シャム社長は、この部屋の執務机で、故宮博物院で買い込んだ筆を用いて、おもむろに書を書き出しました。うまいのかへたなのか、私には判断つきかねました。書き終えて、シャム社長が筆を洗うと、先の毛の部分がすっぽりとぬけてしまいました。よっぽど使い方が悪いんでしょうね。