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テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

九州出張兼麺行脚①(太宰府)

2011-02-26 09:16:36 | 国内旅行ー九州・沖縄
 九州は暖かかったです。というわけで、福岡出張でした。空いた時間に、ちょっと太宰府まで足を伸ばしてみました。出張といっても、のんきなものです。



 どうしてかはわかりませんが、野見宿弥の碑がありました。大相撲界が大揺れしている時節柄、撮ってみました。手前の石は、農村地帯にかつてあった、若い衆の力比べにつかわれたものだそうです。



 太宰府天満宮の象徴である太鼓橋です。



 隣接する場所に九州国立博物館があります。まだ行ったことがなかったので、この機会にのぞいてみました。この建物は、エスカレーターの収容施設です。



 エスカレーターで昇っていって、高台に博物館があります。九州国立博物館の収蔵品自体は貧弱なようで、展示品はいろいろな場所から借り集められていました。東京や京都、奈良の国立博物館と比べて、当然ながら施設は最新です。



 さて、太宰府駅の目の前には、地元放送局の「九州ラーメン総選挙」という催し物で、第1位に輝いたということをデカデカと宣伝している「暖暮」がありました。まだ食べたことのない店だし、行くしかありません。



 店内には、ベスト10が掲示されていました。



 第1位のお店のラーメン(600円)のお味は、どのようなものでしょうか。東京にも進出している「一蘭」と同じように、辛い味噌を溶かしながら食べる形態でした。そのままスープをすすると、ややトンコツの臭みを感じるのですが、辛し味噌を溶かすと、そのような点が気にならなくなります。麺は、博多に多い、細めで固めの麺でした。



 こちらは小倉の「魁龍」。「魁龍」もまた、「九州ラーメン総選挙」の上位入賞の常連のようです。



 こちらは、ドロっとしたスープ。かなりトンコツの味が強く感じられますので、九州以外の人には、好き嫌いが分かれる味ではないでしょうか。このこってりした強烈なスープが支持されるのだから、さすが九州は、トンコツラーメンの本場ですね。



 さらに、出張と麺食いはつづきます。

「がんばろう」の県・宮崎へ出張②(青島・美々津)

2011-02-21 08:57:59 | 国内旅行ー九州・沖縄
 宮崎駅前です。かつて、新婚旅行というと宮崎という時代があったようですが、ピンとこない話でした。亜熱帯植物がいたるところに植えられていて、たしかに南国ムードを出しているから、簡単にハワイや東南アジアにいけなかった時代には、その代用品の役割を果たしたのかな。今となっては、ちょっとマヌケな感じがします。愛媛の宇和島駅前に初めて立った時も、そう感じたのですが。



 空いた時間を利用して、宮崎から列車で30分ほどの青島に行きました。



 奇観・鬼の洗濯岩がある場所です。宮崎県の南の海岸線は、いろいろと見所があるようなので、またゆっくりきたいものです。



 これまた宮崎発祥の肉巻きのお店があったので、試してみることに。



 一番単純なタレ焼きが300円でした。これがふつうの値段なのか、観光地価格なのか判断できません。つくりおきを温めているので、中のご飯がひっつきあって、モコモコのモサモサになっていました。大騒ぎするほどおいしいものとは思えませんでした。今度、松山市内のビジネスホテルのところにある肉巻きでも買って、比べてみるかな。



 寂れたお店にも東国原知事。宮崎における彼の存在の大きさを感じます。シャム社長なら、絶対に隣におさまったところを写真を撮らせることでしょう。どこかの市のローカル番組に出ていただけの新市長が「ぼくにはトップセールスができるんですう~」と、勘違い発言をしていたっけ。だったら、のしグッズでもつくってみやげもの屋で売ってみたら、市内各所に等身大の張り型でも出してみたら、と言いたいわ。「のし、それって誰?」の世界だろうに。



 もう1箇所、日向市の美々津に立ち寄りました。伝建地区がある街です。まだ電線の地中化も行われておらず、電柱がにょっきり立ち、電線が空中にあります。内子町のようなみやげもの店も展開していなくて、良くも悪くも、まだ観光地化されていません。



 港を中心に栄えた街ということで、このような共通の郵便受けが各家に取り付けられていました。



 資料館には、季節がら、雛人形が飾られていました。立派なものです。ここのおばあさんがお茶を入れてくれ、ひとしきり話をききました。社交的なシャム社長は、よく他人と世間話に興じますが、私としては珍しいことです。よっぽどヒマだったのかな。



 美々津のもう一つの顔は、日本海軍発祥の地。その巨大な記念碑が建っています。



 なんでも、この地から神武天皇が船に乗って東征に出発したんだそうです。



 国道10号線では、鳥インフルエンザの感染拡大を防ぐために消毒ポイントが設けられていました。



 アメリカのパニック映画みたいというと、マジメな人から不謹慎といわれるかな。



 宮崎は口蹄疫もあったし、新燃岳の噴火もあるし、「がんばろう」と気合を入れたくなる気持ちもわかります。はやく落ち着いてもらいたいものです。



「がんばろう」の県・宮崎へ出張①(宮崎市内)

2011-02-19 09:41:58 | 国内旅行ー九州・沖縄
 行って帰ってくるだけというような感じの宮崎出張でした。JR九州の列車は、色が派手できれいですねえ。渋い紺色のソニックもなかなかかっこいいし。それに比べると、JR四国はアンパンマン列車だから、ガクっときます。同じ西の島でも、感性の差は明らかです。途中、切干大根を干している光景を車窓にみたのですが、火山灰が飛んできたらたいへんだろうなあ。



 今や宮崎市内随一の観光名所となった宮崎県庁へ。守衛に威嚇されながら写真を撮りました。



 本館と道路を挟んだ場所に建っている8号館。



 その1階部分は、物産館となっていました。県庁の建物内部に物産館がある都道府県庁って、どのくらいあるものなのだろう。あまり記憶にないなあ。



 県庁のそばに「響」という有名ラーメン店があるのですが、すでに閉店。そこで「ちゃが商店」に行ってみました。



 豚骨ラーメン(650円)です。白濁したスープの九州のラーメンです。麺は細麺。こってりしているけれど、豚骨のへんなエグみや獣臭さはありません。



 街中に東国原知事の意匠があふれています。県民の支持が伝わってきます。「宮崎名物 煮干うどん」とあったので、興味をひかれて入ってみました。ちなみに、煮干は愛媛産だそうです。



 お店は香川のようなセルフ形式でした。いちばん安いふつうのうどんにしましたが、220円と、お値段も香川なみ。おばさんが青唐辛子をいれてくれました。さて、お味のほうは。スープはあさっりとした味で、青唐辛子を入れることで味が、たしかにしまった気がしました。うどんは、時間帯も悪かったと思うのですが、やわらかめでした。



 宮崎発祥のレタス巻き(190円)があったので、これも一緒にもらいました。まあ、話のタネに、という感じですか。



 そしてこちらはチキン南蛮発祥の店として有名な「おぐら」。山形屋百貨店のすぐそばにあります。
 


 メニューをみると洋食店です。



 店内も銅製の調理器具が飾られていたりして、洋食店の雰囲気。チキン南蛮というと、定食屋さんか居酒屋ででてくる料理という感じがしていたのですが、洋食起源の料理だったのですね。



 さて、こちらが元祖のチキン南蛮(980円)です。ソースが凝っている感じがして、たしかに洋食店っぽい仕上がりです。ソースの味は、甘味のあるタルタルソースという感じ。



 大きな鶏肉ですが、しっとりとしていて鶏肉の繊維が心地よいです。



 かなりお腹が太って(伊予弁。宮崎弁でなんというか、聞いておけばよかった)、帰路につきました。


豊後・門司~懐古調の小旅行③(小倉B級グルメ)

2010-11-23 08:28:44 | 国内旅行ー九州・沖縄
 「犬も歩けば棒にあたる」式に、小倉の街をウロウロしていたら「銀天街発祥の地」の碑にぶちあたりました。アーケードがついた商店街に、「銀天街」と命名したのは小倉の魚町が最初で、そこから全国に広まったとのこと。松山の「銀天街」は、パクリだったのか。まあ、「○○銀座」なんて命名するよりはよっぽどいいけど。



 その小倉にもB級グルメがございます。B-1グランプリにも出展していた小倉発祥焼きうどんです。



 「魚町」にある「鳥町」食堂街。なんのこっちゃ、という感じですが、ここも「レトロ」といえばレトロなたたずまいです。



 その鳥町食堂街の一角にある「だるま堂」が、小倉発祥焼きうどんの発祥の店とされているそうです。中には、おばあさんが1人だけいました。何を頼もうかと、品書きを探して店の中をキョロキョロしていると、そのおばあさん無言で鉄板の上に野菜をぱらぱらと落として焼き始めます。どうやら料理は焼きうどん一品のみのようです。



 こちらができあがった焼きうどん(460円)。うどんといっても、かなり細めです。ウスターソース系で味がつけられています。けっこうな時間炒めていました。B級グルメの典型のようなもので、お味がどうのこうのいうべきようなものではありません。ちょっと小腹が空いたときに食べるようなものなのでしょう。



 同じ鳥町食堂街にあった「赤ちゃん食堂」。こちらは女性2人で切り盛りしていました。洋食系の料理が主力の食堂のようでした。



 ここでも焼きうどん(450円)を。食堂とあって、うどんの量も具の量も、「だるま堂」よりはちょっと多めになっています。味付けは、同じくウスター系のソースです。



 さらに地下食堂街にある「玉川食堂」へ。こちらのお店では、ソース味としょうゆ味、2種類から選べました。そこで、しょうゆ味にしてみました。



 焼きうどん(560円)です。鳥町勢より100円ほど高い分、具材が豪華になっています。「だるま堂」の焼きうどんが縁日の屋台のもののようであるのに対し、「玉川食堂」のものは一品料理らしくなっています。だしがきいたしょうゆ味もおいしかったです。



 こちらは「力ラーメン」。朝の9時から開店しているので、朝ラーするにはもってこいのお店です。関西のこの手の店だと、こんな時間からラーメン食べる客がいるのかという時にお客が入っていて、しかもおっちゃんたちが朝っぱらからビールをかっくらっていたりして、関東人をびっくりさせます。さすがに「力ラーメン」には、他にお客はいませんでした。



 ラーメン(530円)です。トンコツなのにあっさりしているスープ、ごまが浮いていてきくらげなどの具材、細めの麺と、北九州のトンコツラーメンの王道を行くようなラーメンでした。



 小倉駅の近くにある「一平本店」。



 こちらは、「力ラーメン」よりも、もう少しあっさりした感じがするかな。場所柄、飲んだ後のお客さんが多いと思われるので、こういう感じがいいのでしょう。こういう博多系のトンコツラーメンって、どのお店もある水準に達している気がします。ガイド本にのっているような店にいくせいもあるのかもしれないけど、はずれに出くわさないですね。愛媛なんて、ガイド本を使ってもはずしますからね。
 


 最後に「藤王」。福岡県や九州地方のラーメンランキングのような催しにおけるランクイン常連のお店のようです。



 こちらはトンコツではなく、しょうゆラーメン(630円)です。ちょっと変わった味のするスープです。ガイド本によると鶏がらや牛骨をつかっているとあります。そのせいでしょうか。独創性のあるスープで、麺もコシがありました。



 ラーメンをみやげにするのは博多にいったときであろうから、小倉発祥焼きうどんをおみやげに買ってみました。



 それにしても麺類ばかり、よく食べたものです。

豊後・門司~懐古調の小旅行②(門司港)

2010-11-22 08:56:38 | 国内旅行ー九州・沖縄
 あくる日、門司港へ。「レトロタウン」というまちづくりをしています。門司港駅は、駅舎自体が重要文化財の指定を受けているそうで、駅員の服装も昔風の(松山の「坊っちゃん電車」の乗務員みたいな)制服着用です。それにしても、市長選が始まった松山市の「坂の上の雲のまちづくり」って中途半端で、ハコモノはつくらないといっていた前市長がやったことといえば、赤字たれながしのしょぼい「ミュージアム」をつくっただけです。



 松山にも名物料理をという掛け声はききますが、実現する気配はありません。その点でも、門司港は焼きカレーというB級グルメを売り出し、何歩も先をいっています。



 駅においてあった「焼きカレーMAP」の中から、駅そばの「陽のあたる場所」へ。「陽のあたる場所」といえば、モンゴメリー・クリフト主演だっけ。なにか階級社会の悲劇を描いた暗い犯罪映画だった記憶が。



 こちらの「陽のあたる場所」は7階にあって、文字通り陽があたる展望レストラン。カウンター席からは、関門海峡をはさんで下関が見渡せます。この日は、快晴なので景色も文句なしです。夜景も、いいことでしょう。



 焼きカレードリア(1050円)です。通常の焼きカレーは玉子をのせるそうですが、このお店はのりません。そのかわり、チーズをたっぷりにしてドリア風にしてあります。チーズが熱々で、口の中を火傷しそうになりながら食べました。



 海辺に出てみると、関門橋がみえます。



 「ブルーウィングもじ」という跳ね橋。跳ね上げる必要性は、今はないのですが、観光客向けに上げてくれる時があります。そのときに偶然出くわすことができました。



 かつてのモダン建築がいくつも残っているので「レトロタウン」なのですが、その一つの三井倶楽部です。



 門司といえば、バナナの叩き売り発祥の地だそうで、それを記念する碑がたっています。先週は京都で「八つ橋発祥の地」の記念碑を見たし、いろいろな「発祥の地」があるものです。



 仕事を終えて門司港を後にするとき、もう1軒、焼きカレーを食べて帰ろうと思いました。地元のコンテストで1位をとったという「BEAR FRUTS」に行こうと思ったのですが、時間帯をはずしているのに、待っている人がいて断念。芸能人がテレビでおいしいといったそうで、大人気店になっています。またの機会に。



 そこで、老舗で今は亡き横濱カレーミュージアムにも出店していたという「伽哩本舗」へ行きました。



 焼きカレー専門店ということでいろいろな種類がありました。選んだのは冬季限定のカキ焼きカレー(920円+20円)。辛さを2倍にしてもらったので、20円増し。こちらは半熟の玉子がのっている伝統的な形式。玉子をまぜると辛さがやわらぐので、辛さを2倍にしておいて正解でした。熱々で、ちょっと辛いので汗がでてきました。



 レトルトのおみやげ(450円)も買って帰りました。



 こうして、門司港の景観と名物料理を満喫して帰路につきました。