
【黒い疾風】
Lou BROCK
1961年、カブスでメジャーデビューを果たしたブロック。
62年には123試合に出場、打率.263、9本塁打、16盗塁をマークし
外野のレギュラーの座を獲得した。
翌、61年は148試合に出場。
打率.258、9本塁打、24盗塁とパッとしない成績に終わる。
打撃成績で見るべき所も無く、守備も決して上手いとは言えない。
脚力はあるが、カブスのチームコンセプトに足は必要とされていなかった。
シカゴでは、ブロックは「使えない選手」扱いだった。
64年、ブロックに転機が訪れる。
その年、低迷していたカージナルスは、チームへのテコ入れとして
スピードのある外野手を探していた。
監督のジョニー・キーンは、ブロックに注目。
主力投手のアーニー・ブローニョを放出し、ブロックをトレードで獲得した。
「使えない選手」で、エース級のピッチャーが獲得出来た――――
カブスの選手、ファン、シカゴのマスコミは狂喜した。
反対にカージナルスは、エースのボブ・ギブソンをはじめ、
ほとんどの選手が、このトレードに批判的であった。
が、キーン監督は、「チームが決めた事だ。誰にも文句を言わせない」とブロックをかばった。
また監督はブロックに対し、「自然体で、好きなようにプレーしてくれ」
「走りたかったら、好きに走っていい。ウチの機動力野球のリーダーは君だ」と
ブロックを全面的に信頼する意向を示した。
カブスでは制約だらけの中でプレーしていたブロックにとって、
まさに鶴の一声であった。ブロックは意気に感じた。
カージナルスに移籍後のブロックはこれまでとは別人のように、打ち、走った。
この年、カブスでは.251だった打率が、カージナルスでは.348にまで跳ね上がり、
さらに盗塁も移籍後、33個を決めた。
チームはブロック加入後、勢いに乗り、見事に逆転優勝。
ワールドシリーズでもヤンキースを破り、見事、世界一に輝いた。
ブロックは、シリーズでも打率.300、5打点でチームを牽引し、
世界一に大きな貢献を果たした。
以降のブロックは、リーグを代表するスピード・スターとして球界に君臨。
8度の盗塁王に輝き、通算938盗塁を記録した。
67年には、打率.299、21本塁打、52盗塁でチームのリーグ優勝、及び、世界一大きく貢献し、
74年には、打率.306、3本塁打、118盗塁で、モーリー・ウィルスの年間盗塁記録を更新した。
また、打撃面でも8度の3割を記録するなど、通算で3023安打を放ち、190安打以上も、8度記録。
3度出場したワールドシリーズでも勝負強さを発揮、
67年、レッドソックスを破ったシリーズでは打率.414、7盗塁。
タイガースに惜敗した68年も、打率.464、7盗塁と好成績を残している。
1979年、現役を引退。
85年には殿堂入りを果たしている。
1964年、カージナルスの「馬鹿なトレード」は
今や、カブスにとっての「史上最悪のトレード」と呼ばれている。
Lou BROCK
1961年、カブスでメジャーデビューを果たしたブロック。
62年には123試合に出場、打率.263、9本塁打、16盗塁をマークし
外野のレギュラーの座を獲得した。
翌、61年は148試合に出場。
打率.258、9本塁打、24盗塁とパッとしない成績に終わる。
打撃成績で見るべき所も無く、守備も決して上手いとは言えない。
脚力はあるが、カブスのチームコンセプトに足は必要とされていなかった。
シカゴでは、ブロックは「使えない選手」扱いだった。
64年、ブロックに転機が訪れる。
その年、低迷していたカージナルスは、チームへのテコ入れとして
スピードのある外野手を探していた。
監督のジョニー・キーンは、ブロックに注目。
主力投手のアーニー・ブローニョを放出し、ブロックをトレードで獲得した。
「使えない選手」で、エース級のピッチャーが獲得出来た――――
カブスの選手、ファン、シカゴのマスコミは狂喜した。
反対にカージナルスは、エースのボブ・ギブソンをはじめ、
ほとんどの選手が、このトレードに批判的であった。
が、キーン監督は、「チームが決めた事だ。誰にも文句を言わせない」とブロックをかばった。
また監督はブロックに対し、「自然体で、好きなようにプレーしてくれ」
「走りたかったら、好きに走っていい。ウチの機動力野球のリーダーは君だ」と
ブロックを全面的に信頼する意向を示した。
カブスでは制約だらけの中でプレーしていたブロックにとって、
まさに鶴の一声であった。ブロックは意気に感じた。
カージナルスに移籍後のブロックはこれまでとは別人のように、打ち、走った。
この年、カブスでは.251だった打率が、カージナルスでは.348にまで跳ね上がり、
さらに盗塁も移籍後、33個を決めた。
チームはブロック加入後、勢いに乗り、見事に逆転優勝。
ワールドシリーズでもヤンキースを破り、見事、世界一に輝いた。
ブロックは、シリーズでも打率.300、5打点でチームを牽引し、
世界一に大きな貢献を果たした。
以降のブロックは、リーグを代表するスピード・スターとして球界に君臨。
8度の盗塁王に輝き、通算938盗塁を記録した。
67年には、打率.299、21本塁打、52盗塁でチームのリーグ優勝、及び、世界一大きく貢献し、
74年には、打率.306、3本塁打、118盗塁で、モーリー・ウィルスの年間盗塁記録を更新した。
また、打撃面でも8度の3割を記録するなど、通算で3023安打を放ち、190安打以上も、8度記録。
3度出場したワールドシリーズでも勝負強さを発揮、
67年、レッドソックスを破ったシリーズでは打率.414、7盗塁。
タイガースに惜敗した68年も、打率.464、7盗塁と好成績を残している。
1979年、現役を引退。
85年には殿堂入りを果たしている。
1964年、カージナルスの「馬鹿なトレード」は
今や、カブスにとっての「史上最悪のトレード」と呼ばれている。
ヘンダーソンにこそ盗塁記録を抜かれましたが、No2の座を脅かす選手はしばらく出てこないでしょう。
歴代1位の盗塁数、通算3000本安打、
カージナルスの永久欠番、殿堂入りなど
堂々たる名プレーヤーですよね。
こんな選手のプライスがなんで低いんでしょうか?
オートなんてまあ15ドルそこそこですもんね。
ところで管理人様にお願いなのですが、
僕もブログサイトを一応やっておりまして
ぜひリンクをお願いしたいのですが。
どうでしょうか?
私のその本を読んで、ブロックとギブソンの格好良さに
シビれました。
私は、スピード・スターが大好きで
盗塁推進派です。
「盗塁はリスキーだから...」などと
マネー・ボールにかぶれたGM目線の野球感は
ベース・ボールのスリリングな魅力を奪っておりますね。
>>yoshikazuさん
ブロック、ベース・ボールカード的には
非常に低評価を受けておりますね。
私は、選手をカードのプライスで見てしまう傾向に
本当に嫌気が差しておりまして、
今年からBOX開けを封印する事にした位です。
.......リンクの件、了承いたしました。
これからも宜しくお願いいたします。