GUMBO

.

file .295 Phil RIZZUTO【フィル・リズート】

2011-04-04 | ABC
【Holy Cow!】Phil Rizzuto

生粋のブルックリン子だったリズート。
が、地元球団のドジャースには身長の低さゆえに入団できず、
37年、ヤンキースと契約を結ぶ。

41年にメジャーデビュー。
1年目から.307をマークし、
チームのワールドシリーズ制覇に貢献。
2年目には.284 68打点 22盗塁。
オールスターにも初出場を果たした。

ショートの守備面においては、
肩は強くないものの、
俊敏な動きでカバー、沢山の華麗なダブルプレーを決め、
その動きから『スクーター』のニックネームで呼ばれた。
打撃面では、非力ながら粘っこいアプローチで
相手投手を嫌がらせ、バントをさせれば当代随一の名手であった。

43年~45年、兵役に就いたため
3年間のブランクができたものの、
46年にチームに戻ると、
チームは47年~53年の間、
実に6度のワールドシリーズ制覇を成し遂げ、
リズートは内野守備の要として、
攻撃面でも渋い名傍役として
ジョー・ディマジオやヨギ・ベラといった面々と共にチームの黄金期を支えた。

49年、.275 5本塁打 65打点 18盗塁という平凡な成績にも関わらず
シーズンMVP投票では2位という高評価を得ると
50年は.324 7本塁打 66打点をマークし堂々のMVP獲得。
170cmに満たない小兵が、リーグNo.1選手の栄冠に輝いたのであった。

56年、38歳までヤンキース一筋でプレーを続け、
通算1661試合 打率.273 38本塁打 563打点 149盗塁。

現役引退後はヤンキースのキャスターとして
試合の実況を担当、名調子で人気を博し、
『Holy Cow!』(なんてこった!!!)は
リズートのトレードマークとなった。
ロジャー・マリスが61本目の本塁打を打った試合も実況。
『Holy cow, what a shot!』
(すげえ! なんて当たりだ!!)
・・・と例の名調子で試合実況を盛り上げた。

打撃成績が若干見劣りするためか
チームの黄金期を彩った名選手だったにも関わらず
殿堂入りが遅かった。
ファンはリズート殿堂入りキャンペーンを実施し、
1994年、ようやく晴れて殿堂選手の仲間入りを果たした。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (坊さんファン)
2011-05-31 01:15:05
久しぶりのUPありがとうございます。選手の成績だけでなく、前記のアルバート・ベルのように粗暴なところもあり、実は勉強もできたという一面など、ここで紹介する選手のエピソードを付け加えていただくなど、今までは知りえない事をここで知る事ができ、楽しいです。また情報をお願いします。6
返信する
ごめんなさい! (管理人)
2011-09-28 15:20:35
遅レス、すみません・・・。
読んでいただいてありがとうございます!!!
励みになります!
時間が空いたらちょくちょく更新しますので
これからも宜しくお願いいたします!
返信する

コメントを投稿