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file .285 Albert BELLE【アルバート・ベル】

2010-03-05 | ABC
【意外と、勉強は出来たらしい】
Albert BELLE


実働12年ながら
その間、圧倒的な打撃力と、
同じく圧倒的なトラブルメーカーぶりで
異様な存在感を示したスラッガーである。

大学時代から、その実力を遺憾なく発揮し、
1987年、インディアンズから2位指名を受け入団。
89年にメジャーデビューを果たすと
91年、打率.282 28本塁打 95打点をマーク。
当時、貧打に喘いでいたチームにとって
待望のスラッガーの登場であった。

以後も、チームの主力打者として
その打撃力を遺憾なく発揮したベル。
93年、打率.290 38本塁打 129打点で打点王を獲得すると
95年には、打率.317 50本塁打 126打点で二冠王。
チームのリーグ優勝に大いに貢献した。
ちなみに、この年のリーグMVPは
打率.300 39本塁打 126打点のモー・ヴォーン(レッドソックス)。
数字上ではベルの方が上を行っていたが、
マスコミに対する粗暴な態度が災いしての落選・・と言われている。

96年も打率.311 48本塁打 148打点(打点王)・・・と
豪打爆発のベルだったが、
97年、FA移籍でホワイトソックスへ入団。
同チームには、かのフランク・トーマスもおり、
稀代のスラッガーの競演は、ファンの期待を膨らませた。
この年・・・
ベル/打率.274 30本塁打 116打点
トーマス/打率.347 35本塁打 125打点
翌98年・・・
ベル/打率.328 49本塁打 152打点
トーマス/打率.265 29本塁打 109打点
コンビを組んだのは上記の2年だけであったが、
どちらかが突出した成績をおさめると、
どちらかが少々調子を崩す・・・・・、
数字だけ見れば、そろい踏み・・・
という訳には行かなかったようである。

99年からは、オリオールズに在籍
2000年の打率.281 23本塁打 103打点という成績を最後に
以後は、故障等で試合に出場出来ず、
そのまま引退してしまった。

通算打率.295 381本塁打 1239打点、
殿堂入りも可能な成績ではあるが、恐らく無理だろう。
理由は何といっても、そのトラブルの多さである。

●ファンにボールをぶつけて骨折させる。
●デッドボールに怒り、ピッチャーをボコボコにする
●ハロウィンの日に、お菓子をねだりに来たチビッ子達を車で追いかけ回す。
●コルクバットの使用がバレると、
同僚のジェイソン・グリムズリーを使って証拠隠滅を計る
 (審判団の部屋に忍び込ませ、審判団に没収されたバットを同僚のそれとすげ替えさせた)
●賭博
●暴言
・・・etc・・・
トラブルのデパート状態である。

最近、ここまでの悪童はMLBでは聞かなくなってしまった。
・・・不謹慎かもしれないが寂しい気もする。

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