娘、荒れる

昨日、娘とけんかをした。夏休みの宿題を一生懸命やらないから、私が怒った。そしたら娘が「ママのばか～！」と言った。勉強を教えてもらって馬鹿とは何事だ。私はとても怒った。そしたら娘、「もう～！出てってやるぅ！」と家出の宣言。小学校１年生にして家出ですか！びっくりする私。おまけにすごい雨が降っていたから外に出たら風邪を引いちゃうし、変な人に連れて行かれたら大変。

こういうときにどーんと構えて「いいよ！出て行きなさい！」といえばいいのだろうけど、そんなこともできない。玄関で靴を履いて出て行こうとする娘に「変な人に連れて行かれたら死んじゃうかもしれないんだよ」と怒りながらも心配する私。「それでもいいもん！」と娘。横で息子が「死んじゃったら困るよ～」と半べそ。「いいもん！」と言いながらも黙々と靴をはく娘。

こうなったら止められない。でも、死んでもいいというのは困る。そんなことは父親を亡くして暮らしている娘には言ってほしくない。しょうがないので怒りながらも「生きたくても生きられない人がいっぱいいるのに、あんたはなんてことを言うの！」と諭す方向に。たぶん娘もタイミングを待っていたのだろう。そこで号泣。息子も横で号泣。（息子の穏やかな性格がにじみ出てます）それで無事に事なきを得ました。ふぅ～。息子はこんな風に荒れることはあまりないのに、娘はすごい。でも、私も小さいころ家出をすると宣言をして母親が風呂敷包みを作って「さ、さっさと出て行きなさい」といわれたのを思い出した。血は争えないな。でも、そのときの私は母親に風呂敷包みを渡されたときに号泣しながら「ごめんなさい～、一生のお願いです、家においてください」と母親に頼んだのだった。結局私の一生のお願いはそのときに使ってしまったので二度とそれを使うことはできなくなってしまったのだ。

私のがぜんぜん頑固じゃないし、私の母親のがでんと構えててよかったよ。私はちょっとなさけない母親です。