寺嫁な日々

嫁・妻・母・坊守として日々感じた事、大きな声じゃ言えない本音の所・・・お話しします

生活

2011-03-14 00:52:41 | ちょっと感じたこと

地震から3日がたちましたが
被災地はまだまだ寒さと不安と恐怖の中でしょう

そんな状況に心痛めながら
日常の生活が変わらずまわっています

来月から始まる大学生活のための準備もしなければなりません
今朝は不動産屋さんから送付した書類の不備があって再送付します
・・・・との連絡がありました
首都圏にあるこの業者さん
震災の余波や恐怖を被りながらも日々の営みを頑張っておられます

そして
今日は家電や家具などの購入・配送のためにお店を回りました

もともと引越し最繁期である年度末
更にこの震災で配送や在庫確認が滞ってしまっているのは百も承知
今後もどういう事態が起こるかわからないし
希望どうりに行かなくてもそれは構わないと思っていた
布団と食の手段さえあればなんとかなるでしょ

 

ただ、各店によって今回の緊急事態への対応が随分違っていました

下宿の近くに店舗があるということで選んだKジマデンキ
何を聞いても「何もわかりません・・・・」
どうしたらいいか聞いても、なんの提示もしてくれなかった

・・・ので、Yマダデンキへ
「本社会議で一応発送可能地域が決まりました。お調べしましたら大丈夫のようですので
ご注文承ります。ただし、メーカの在庫状況や今後の状況によっては
配送が予定通りに出来ない事もあります。その際はわかり次第連絡いたしますのでご了承ください」・・・・その他モロモロの対応も非常に気持ちよかった

ニトリ
こちらも通常より配送までに時間がかかる可能性があること
変更が生じる可能性についてを前提に
予定日時の受付をしてくれた

無印良品
配送商品の受け付けは一切停止しているとのこと
ただし、入金無しで注文だけは受けておいて
配送開始次第、連絡します・・・・とのことだった

 

家財道具一切が押し潰され、流された人が居る一方で
新しい日常生活のために生活用品を調達しようとしている私
それに対応してくれる業者の方々

クラス会で高校生活の最後を謳歌してる兄ちゃん

震災とは関係ないところで、ひっそりと自死された友達の父親の通夜に参るP

溜まった宿題やってる娘

規則正しい日常生活を変わらず過ごしている義両親 

ここにも日常がしっかりまわっている

私も私の生活を一生懸命やる

 

♪つまずく事もたくさんあるだろう だけどただでは起きない心に決めてる
強くなんてなりたくない 自分らしく温かく生きていこう
Oh yeah (Y.U.Z.U.)

1.2.3.4.
いくら背伸びをしてみても 相変わらず地球はじっくり回ってる
今自分に出来る事をひたすらに流されずにやってみよう (by ゆず 少年より)


地震

2011-03-13 01:44:47 | Weblog

日本を襲った大地震

私の住んでいる所では、テレビを見なければ
いつもと変わらない日常です
でも、まことに身勝手なことながら、
数週間後に東京に行く我が子の事を思うと
また、被災の出ている地域に住んでる知人やブロ友さんの事を思うと
急に現実の事として、我が身に押し寄せて来ます
今その地に居られる方たちは
どんなに不安で恐ろしい思いをしているのかと思うと
胸がキューーーっと締め付けられる思いがします

これから自分に出来る事は何か・・・・
これまでに起った災害への支援活動は返って迷惑になったことも多々有ったと聞きます
是非、被災地の声を正しく伝えて欲しいです

これから再び日常を取り戻すためには
長くて、段階に応じた様々な支援が継続的に必要になると思います

出来ないこともあるけど、焦らないで
きっと私にも出来る事はあるはず


住職の嫁

2011-03-08 02:31:24 | 

卒業式でのこと

 

それぞれのクラスに戻ってのHR
このクラスには、確か当山とご縁のあるMさんが居られるはず

 

ご門徒さんではないが
葬儀以来、月忌と法事を勤めさせていただいている
初七日のあと、一度だけお会いしてるんだけど
私もどなたがMさんだったか見分ける自信もなかった
子供さんと一緒に居る所を息子が「あの人がMさん」って教えてくれたので
ちょっと一口挨拶をさせていただいた

 

そしたら

「あぁ・・・・ご主人にはお世話になっています」って

 

 

なんかさ、こう田舎にすんでると
大抵は私が○○寺の坊守だということは知られてるし
住職知ってるならそのペアとして坊守の私も知られていて当然なところがあって
実際に法務を通して、関わっているのは住職だけでも
それはイコール、住職の所属するお寺との関わりだし
それはイコール、住職の配偶者である私、坊守との関わりでもある
・・・・・と疑う事無く思っていた訳だ
「お寺さん」・・・・ってのはお寺の家族を含めたものだと思い込んでいたし
実際、そういう付き合いが出来ていた

だけど
法要等、お寺に出向いてくる事の一切無い彼女にとって
お寺は法事を勤めてくれる僧侶のことであり
「坊守」という人間と言うか、職分は存在しないんだよなぁ~

寺院という基盤があって
そこを拠点として、信仰っちゅうか宗教の活動が僧侶と門信徒との間に相互にあって
初めて、住職とか坊守とかは存在するのね
・・・・なんて今更ながら思ったり・・・・・。


卒業式でした

2011-03-02 09:48:45 | ちょっと感じたこと

10時に始まった卒業式

粛々と進行する

 

要人が移動するたびに、
規律~、礼~、着席!
お決まりの定型句の並んだお祝いの言葉

♪ホントの気持ち伝えてよ~、あなたの言葉でね~♪
が聞きたい私としては
こんな完璧に用意された、言葉の羅列は性に合わないんだけど
それでも
日頃は口に出せない、もしかしたら実は自分で意識もしてない
こっぱずかしい感謝や感動の気持ちを表現するのは
案外こんな定型句の方がいいのかもしれない

泣いてる保護者も結構居たな
言葉に触発されて、それぞれの思いが溢れてくるんだろう

そんでね
そういうムードは同じ思い出、時間を共有した会場船体に
たちまち波及していく

 

これぞ集団儀式の効果なり!

 

 

しか~し

祝辞長すぎるぞ・・・・。

1時間を越えたあたりから、慣れない椅子に身じろぎもせず座ってるため
腰や背中が痛くなる
その頃になると
せっかくの感動も段々薄れてくる・・・・(ってか、私だけか?)

集団儀式

大切なのは重々承知

でも、長いのは勘弁だ!

 

 

ってことで、今月下旬の本山ご遠忌法要の団体参拝
当日は3000人を越える同朋が御影堂に参集しての法要になる
ご縁や思いはそれぞれのものであるけど
同朋として共にお念仏・750回忌法要に遇い得た、その感動は共鳴しあって一層の感動として御影堂に満ち広がっていくのだろうなぁ~
法要儀式の効果だと思う


だけど
椅子に座るとはいえ
3時間に及ぶ大法要
はたして、最初から最後まで、感動する体力を持続することができるんだろうか?