卒業式でのこと
それぞれのクラスに戻ってのHR
このクラスには、確か当山とご縁のあるMさんが居られるはず
ご門徒さんではないが
葬儀以来、月忌と法事を勤めさせていただいている
初七日のあと、一度だけお会いしてるんだけど
私もどなたがMさんだったか見分ける自信もなかった
子供さんと一緒に居る所を息子が「あの人がMさん」って教えてくれたので
ちょっと一口挨拶をさせていただいた
そしたら
「あぁ・・・・ご主人にはお世話になっています」って
なんかさ、こう田舎にすんでると
大抵は私が○○寺の坊守だということは知られてるし
住職知ってるならそのペアとして坊守の私も知られていて当然なところがあって
実際に法務を通して、関わっているのは住職だけでも
それはイコール、住職の所属するお寺との関わりだし
それはイコール、住職の配偶者である私、坊守との関わりでもある
・・・・・と疑う事無く思っていた訳だ
「お寺さん」・・・・ってのはお寺の家族を含めたものだと思い込んでいたし
実際、そういう付き合いが出来ていた
だけど
法要等、お寺に出向いてくる事の一切無い彼女にとって
お寺は法事を勤めてくれる僧侶のことであり
「坊守」という人間と言うか、職分は存在しないんだよなぁ~
寺院という基盤があって
そこを拠点として、信仰っちゅうか宗教の活動が僧侶と門信徒との間に相互にあって
初めて、住職とか坊守とかは存在するのね
・・・・なんて今更ながら思ったり・・・・・。