寺嫁な日々

嫁・妻・母・坊守として日々感じた事、大きな声じゃ言えない本音の所・・・お話しします

御遠忌

2011-03-15 07:10:41 | ちょっと感じたこと

息子の大学の今年度卒業式の中止が発表された

・卒業式は中止だけど、各学科に分かれて行う授与式はやる。
・授与式だけなので、保護者の方は出席ご遠慮ください。

ということらしく
ここにきて、他の大学もつぎつぎ中止を発表しているとの事

「もちろん、「自粛による」という考え方もあります。
罹災された学生さんも数人確認が取れていますし、まだ連絡が取れてない学生さんもいらっしゃいます。
ただ、一番大きいのは「現段階では安全性の確保が難しい」ということ。
卒業式は、アリーナに3000人以上入れた一つの空間になります。
余震が頻繁に続くこの状態で、もし余震が起きた時に着なれない袴や振り袖を来た学生さん、祖父母も含めた保護者3000人を安全に誘導することが難しい。
多分無理です。
また、計画停電やガソリン不足による「交通手段の確保の難しさ」も関係しています

本当なら「中止」ではなく「延期」にしてあげたいし、延期することで「ほら、大丈夫だったじゃないか」ということになるかもしれません。
ただ、不安定で不確定要素が多すぎるこの状況で、「延期」の判断がはたしていいことなのか。
それらを踏まえた上での「卒業式中止」です。」
(大学職員の個人的ブログサイトから卒業式中止についての説明)

 

いまだ、余震の続く現場での判断だ

で、本山御遠忌

昨日はあんなことを書いたが
今の状況下
世間とは無関係に思われている宗教行事が
まさにその関わりとの渦中で
どんな力を持ちえるのか・・・・
いや、本来持っているはずの力を
再認識できるかもしれない・・・・・。
頑張りどころなのかもしれない・・・・・。

実際問題、
被災された方や、関係者の方々はもちろんそれどころではないであろうし
自粛という思いの強い方
遠距離移動のリスクや問題
それぞれの判断だし
どこまで予定通りのことが出来る出来ないはわからない
直前の不測の事態に対応するスタッフも大変だろうけど

宗門として判断して行う御遠忌事業を、世間の言葉でちゃんと発信して欲しいと思う

なにやらいつも内輪向けの定型句
何となくわかったような、わからないような表現ではなく
人々の心に触れる「今の言葉」を探し伝えて欲しい

いやいや当山も発信しなければならんのである


いろいろ感じること

2011-03-15 00:50:17 | ちょっと感じたこと

原発に関して
専門家がテレビでいろんな事を解説してる

そんな最中に次々とショッキングな事態が報道される

 

 

大丈夫だといくら報道されても
素人には大丈夫だとは思えなくなってくるけど

誰も悪意は無いはず

エダノさんも相当疲れてるだろうな
立場が疲れてますとは言わせないお
もう誰が悪いだの、責任だの今は言わないで、今は最善策を尽くして欲しい

いや、もう現場は命がけで必死に頑張ってくれているはず

 

ズーーーーッと昔、30年ぐらい昔
広島出身の友人に
「真宗ってさ・・・・あんた、ありのままを受け入れる教えっていうけど
人間がやってる核開発で地球が滅びるもの黙って受け入れるの?」
って言われた事を思い出した

カナイちゃん、山口から東京に引っ越した・・・・って聞いたけど
どうしてるかな

 

 

そして、本山の750回忌法要がもうすぐ始まる予定
団参のため移動に使われるガソリン代
正直、被災地に回してあげたい気がする
法要は予定通り行って、各地の団参予定者は同時刻、
地元の別院、お手次寺院でお勤めすると言うのはどうだろう
特別な荘厳や特別な声明は要らない

理屈はどうでも千部読誦だってやりたいくらいだ

 

世界中の沢山の人たちが
日本のために祈ってくれてる

誰かに祈られているということは、こんなにも暖かいんだな

 

明日は献血に行こう