「秋彼岸会のときに、おいでいただいたS寺ご住職が、隣町のお寺で報恩講でご法話されるよ、一緒に参らない?」
とご門徒のTさんからお誘いいただいた
自坊の彼岸会の時に、「ゆっくり法座につけないなぁ・・・・」とこぼしていたのを
気に留めてくださっていたのだ
一緒にお参りさせていただいた
考えてみたら、他所のお寺の報恩講さんに参らせていただく機会は滅多に無い
いろいろ勝手や仕様は少しづつ違うけど
本堂に流れこむお斎やくどの香ばしい湯気の匂い
忙しく立ち働くエプロン姿のご婦人方
帳場のみなさん
本堂で「よう参りなさったなぁ~」「「お寺参りでしかお会いできませんもんね、あんた」
と交わされる会話
全国の真宗寺院でこんなふうに門徒総出で報恩講が勤められているんだなぁ~
としみじみ、感慨深かった
自坊では、自坊での感動がいただけるけど
他所でのご法座ってのもええなぁ~
しか~し
感動話だけで終わらないのが、あたいの常で
午前のお座が終わって、マナーモードにしていた携帯チェックしたら
鬼のような着信履歴
・その一、「ご葬儀が入ったけど、キン打ちできるかどうか」・・・と夫からの問い合わせ
・その二、「先日配った報恩講の案内が足りないと役員さんが見えているけど、どこに有るかわからん!」・・・と婆ちゃんから
・その三、「かあさんの携帯に連絡するけど、全然繋がらん」って婆ちゃんと爺ちゃんと父さんが怒りまくってるよ!・・・・とPからの連絡
ごめんなさいませ・・・・
はぁあああああ・・・・・
基本的に携帯持っている人にはすぐに連絡がつく・・・って思ってるから
連絡つかないとすごく腹立つみたいなんだよね
特に我が家はとりわけせっかちな人間の集まりなので(笑)
一分おきに5~6回かけなおしてる!!!
携帯の無い時代なら、しょうがないから、あとで・・・
って思うような件でもね
何回も携帯にかける人っていますよね、そして「電話には出てほしい」みたいな。
私の携帯なんて、一日なんの受信もなくて
娘から「母さん携帯の必要なんて無いやん?」
って言われるぐらいなんだけどね
携帯取れない時に限って・・・
トイレに入った時に電話
あれも焦るよね
うちは爺ちゃんが居ても電話とらないんだよね
一度、トイレまで電話の子機持ってきたことがある
「花子さん、電話が鳴りよる」って・・・・
恥ずかしいヤン?電話出てよ~(爆)
お斎になおって帰るつもりでしたが、やっぱり止めて
私も車ぶっ飛ばして帰りました
今回はすぐに帰れる距離だったけど、お泊り団参だと、何事かあっても対応できなくて困りますよね
嫁って家を空けるとなると、用意周到に準備していくことを求められる気がしてね、どうにかなるもんだとは思うんですけどね・・・
報恩講
ちょっと前までは、婆ちゃんの弟子・・・って感じで、それで精一杯だったんだけど
少しづつ、主体的に動けるようになると、坊守友達とも報恩講の話が出来るようになり、みんな頑張ってるなあ~って思うようになってきて
そして、ここ数年は、ネットのおかげで、この時期全国のお寺さんの報恩講の準備から、当日の様子までのあれこれが見れるようになり、
>日本中で同じように報恩講が勤められているんだよね~
って思い起こすのです
一家を背負っているというか
うちは寺務について、組織的にとても未成熟なのですよ
私に限らず、その人しかわからないことが一杯
ホントはもう少し、ある程度、誰もがわかるようにきちんと伝達、記録、整理できればいいのですが、その辺がやっぱり家族だけとなかなかうまいこといきませんね・・・・。
検討課題です
なんで、外出すると自分にかかわる用事がはいるんだろうか???
と、不思議に思うことがあります。
ちっちゃなところでは・・・今の今までならなかった電話が、トイレに入った瞬間になるとか・・・しかも、家には自分しかいないとか・・・
一気に気持ちが沈んでしまうわ(涙)
明日、明後日と本山報恩講団参。
外出が無理になった婆ちゃんに代わり
去年から私が行ってるんだけど…
丸々二日家を空けると思うと気が滅入る…
門徒総出の報恩講。
そうだよね。においとか
ざわざわ感(バタバタ感?)とか。
こうして日本中で同じように
報恩講が勤められているんだよね。
そんな風に考えた事なかったから
これ読んですごく感動しました。
というか、他の方の自覚がなさすぎる?