続・てんしん日記2022

teacapブログから引っ越しました。
花の写真、本の感想、日々のできごと等々かな。

私も聞きました。セシウムの恐ろしさを。

2012-03-22 00:43:00 | 反原発
 放射能防御プロジェクトの木下黄太さんのプログから申し込んで大井町のきゅりあんで開かれた「ユーリ・バンダジェフスキー博士」の講演会に参加しました。都心に出るというのでいざというときの準備をして出かけました。
 
 1990年にゴメリ医科大学を設立し、チェルノブイリ原発事故の被害を克明に調査してきたバンダジェフスキー博士の全国公演最終日とあって1,050枚のチケットが半日で売り切れたそうです。子どもづれや若い人が多かったです。
 通訳付きの講演会で、前半はセシウムに対する心血管疾患と悪性腫瘍の説明で難しいかったですが、この資料を発表した途端に国によって収監されたそうです。どこでも原子力ロビーの力が強力にあるようです。
 セシウム137は半減期が30年でたとえ少量であっても人体にあってはならないものだということ、さまざまな臓器に悪さをし、カリウムやナトリュウムのように入り、蓄積され、ガンマ線やベータ線を出し続ける。人体から出て行くときも安定バリウムを残し(攻撃は続く)出ていくという話を疫学的に説明されました。最大の防御は避難です。きれいな空気の場所へ移動すること。福島の事故はチェルノブイリの事故より小さいと言いたい勢力があるようだけどもっと危険で、これは日本だけにとどまらないと話されました。本当に悪夢のようです。

 木下さんのグループは都内23区の土壌調査を行っていて、平均値が924ベクレル/kgで、チェルノブイリ原発事故の30キロ圏内のキエフ以上の数値を出しているという報告がありました。しかもそれらは側溝や雨どいなどではない場所とのことでした。また目黒区のカーポートで10万ベクレルを出したそうです。「サラリーマンなどやっている場合ですか」と厳しく強く話されました。
 3.11の大惨事の受け止め方も人さまざまで家族でも違っているいま、、、。どうしたらいいのか。