続・てんしん日記2022

teacapブログから引っ越しました。
花の写真、本の感想、日々のできごと等々かな。

読書の秋

2018-10-22 08:43:00 | ノンジャンル
暑すぎた夏を言い訳に本を手にしない2ヶ月間が過ぎ、本好きの知人に借りた「土の記」高村薫からはじまり、「はじめての沖縄」岸政彦、これは標題とは真逆なディープな沖縄本でびっくり、そして「フジコヘミング14歳の夏休み絵日記」を読み終わったところです。
岸政彦は新聞のコラムで知り、図書館で本を借りました。
私にとっての一番面白くて大切な本の紹介は、時々届く「木かげだより」です。フジコヘミングの本もその中のエッセイで知りました。装丁が立派で高価でびっくりでしたが、とても面白かったです。絵がよくて、72年前の敗戦の夏の年のことが書かれています。配給品の食料とか、お腹をすかせて少しの食べ物を分け合っていた頃のことで、お洋服を手縫いしていた頃、歩いて移動していたことなどが細かに書かれています。その後も辛い日々を送るのですが、全部ピアノの音に昇華されるでしょうと言っているようです。フジコさんのショパンのバラード一番を聞きたくなります。
 Sさん、木かげだよりいつもありがとう!!