梅は咲いたか

元八百屋同士、いまグループホーム勤務同士ということで、何とか時間が合った午後、Ｍさんと近場の小金井公園に出かけました。

　いつもはランチでおしゃべりですが、きょうは花をバックに仕事の話です。Ｍさんは認知症のグループホームに勤めています。現場の中間管理職らしく、緊急で応援に入ったらそのまま泊まりになることもよくあるらしい。すべて報告の義務があるため文章化、文章化、勤務時間が終わっても報告、報告でパソコンの前にいて、帰りは昼過ぎになるのは日常的。それでもこれは違う、あれはどうした、と上司からいわれることが日常で、自宅で寝ていても、交代勤務の報告をうけるのだそうです。ウヮー。

　私が勤めている知的障がいのある人たちのグループホームでは去年10月から勤務体制が変わり、事務のやり方がかわったため、報告、報告のチェックリストの山をこなさなければ仕事は終わりません。これは行政指導をきちんとこなすというもので、福祉にお金をかけた分、そのお金をチェックしようというものらしい。虐待や使い込みなどの不祥事をうけて、あれもこれも漏らさずチェックしようというのもわかりますが、勤務時間内ではこなせない量の報告文書なのです。掃除を手抜きするか、食事を加工品ばかりにするしかないようです。しかももっと増えるとか？！
　２０代や４０代の若者は寝る間(勤務外）も惜しんで必死にこなしていますが、おすすめの仕事とはいえないのは残念です。利用する方にとっても残念と思う。

　そんなこんなの話をしながら江戸東京たてものゾーンで三井財閥館と高橋是清邸を回り、梅、ロウバイ、マンサク、ギボシの蕾、サンシュユを見てきました。Ｍさんは、お花は駐車場からすぐなのでお年寄りでも大丈夫とチェックも欠かしませんでした。