天皇陛下の靖国神社御親拝を希望する会会長

日本人の歴史認識は間違っています。皇紀2675年こんなに続いた国は世界の何処を探しても日本しかありません。

秦郁彦の意味

2018-04-12 07:45:00 | 時事


慰安婦問題、南京事件に関して知ろうとすれば何かにつけて標準的な歴史観の基準値として名前が散見されるのが現代史家の肩書の秦郁彦氏である。

ザンゲ屋と吹聴される曽根一夫の手記を多用し、
『秦氏は支那の肩を持つ姿勢が有るといふのが、よりはつきり理解出來ました。秦郁彦、恥を知れ。』と南京事件に関して「一休さん」氏@1kyusoujun on Twitter
はこう明言して、一喝する。


また、「sibuta」氏 @subutano on Twitterは
『秦郁彦氏は、御自身は史料批判《テキスト・クリティーク》を行う必要を説かれているのですが、自身の論攷には一切史料の分析を成されておりません。あきれ果てた人物です。』とも酷評している。

この御二方は素人ではあるが極めて冷静に史料と向き合い、偏ったイデオロギーが皆無である事は私が保証する。

更にネット上では秦郁彦氏に右翼のレッテルを貼る者さえ存在するのが現状である。
私の秦郁彦氏に対する印象は彼等のように決定的な証拠がある訳ではないので、靖国関係の過去の秦氏の発言からあくまでも推論した軽いものである。

それは靖国問題の戦犯合祀の東條英機等に関する発言であるが、
『もう祀っちゃったんですよ、それはねぇ後の祭りなんですよ。これを今更議論しても始まらない。』
『残された解決方法は分祀、代替施設、合祀の範囲を広げる』であり、『三大新聞は今代替施設なんです』

つまり、靖国問題には関心がないことが伝わり、三大新聞の押す代替施設を間接的に勧めているとも感じられる。

それでは話を富田メモに関する秦氏との関係に掘り下げて言及してみよう。

2006年7月に日本経済新聞によりその存在が報道2006年7月20日朝刊第1面トップで
「昭和天皇、A級戦犯靖国合祀に不快感」
日本経済新聞社は2006年5月にメモを遺族から入手し、日本史研究家である秦郁彦・半藤一利の両人に分析を依頼。

「富田メモ研究委員会」を設置
御厨貴(東京大学教授)
秦郁彦(現代史家)
保阪正康(作家)
熊田淳美(元国立国会図書館副館長)
安岡崇志(日本経済新聞特別編集委員)
富田知子(特別委員・富田朝彦夫人)

同委員会は2006年10月から、計11回の会合を重ねメモ全体を検証し、2007年4月30日に最終報告をまとめた。

【最終報告】
『他の史料や記録と照合しても事実関係が合致しており、不快感以外の解釈はあり得ない』と結論付けている。

2006年5月秦郁彦・半藤一利に分析を依頼し、早々に2ヶ月後の7月「昭和天皇合祀に不快感」一部からの異論が出たためメモを非公開で怪しげな委員会でお墨付のため半年も掛けて同じ結論。


感の言い方はもうお気づきであろう。秦氏にとっての役割はA級戦犯を戦争犯罪者として確定させることである。つまり東京裁判の判決をそのままの状態に保つことである。

東京裁判では南京事件自体部下の虐殺を止めようとしたが効果がなかったという不作為の罪B級戦犯として松井石根だけが南京事件で裁かれている。

要するに秦郁彦氏にとって慰安婦、南京、の真実などはどうでも良いのであって、東京裁判で裁かれた戦犯にそのまま日本の戦争責任をも着せる事なのだ。

《戦後レジーム》
戦後の憲法を頂点とした、『行政システム』『教育』『経済』『雇用』『国と地方の関係』『外交・安全保障』などの基本的枠組みからの脱却を図る安倍政権とそれを阻止しようとする戦後利得者、つまり敗戦および公職追放令で利益を得た者
との戦いでもある。

作家の江藤淳はマスコミはGHQによって義眼を埋め込まれたと表現したが、マスメディアもこれ等戦後利得者に加担して安倍政権と対峙している。

その役割は戦後体制を維持しながら日帝を批判し続ける事であり、戦争責任を維持、東京裁判の判決を守り続けることである。

ナベツネが秦氏を御用学者にして靖国神社に参拝しないのも東條英機を戦犯としているからであり、主筆として日本の戦争責任を出版しているのも東京裁判史観を守る為である。

要するに秦郁彦は贋作を本物と鑑定する目利き鑑定人であろう。

そして彼等や彼等に毒された者達が念仏のように唱える言葉が、
【歴史は勝者が造る】である。

この極めて帝国主義的な思考こそが戦前からの因習であり、共通して欠落しているのが国家観なのである。





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