図形曼荼羅好きな方 (^O^)/

ラピスラズリの蒼とトルコブルーの重なりに魅かれます。色と形は何かを現わすような気がします。

非対称な縄文土器模様

2020-01-05 15:02:05 | 日記




縄文中期の函館近郊の畑ぞいのサイベザワ遺跡より発掘
市立函館博物館アーカイブ



縄文中期になると複雑なデザインに変化します


なぜ上部の楔型が微妙に違うのか


なぜ網目模様の形状がこの形なのか


下部の網目は縄文早期と同じように縄文の波が使われています


火焔土器や中部地方の下部に縄文を使わない土器はより抽象化されたデザイン


そのパターンの複雑性と凹凸連結の有無に驚きます


まるで八百万の神それぞれを描くような多様性


ただ、なぜその形なのかという視点で縄文早期の模様様式を見ると






函館空港縄文早期遺跡の資料ですが、その豊かさのに驚きます



同じ図形の連続、区切りを付ける図形の挿入、対に成る図形の連続


右側上から3番目の模様形式は線の交叉が3本と2本


偶然かもしれませんが


模様は様々な移り変わりを象徴しているようにも思えます








対称的デザイン アラベスク







タージマハル
ウィキペディアより



植物をあるがまま描写するのではなく


植物のリズムや成長のエッセンスを視覚的に抽出し元型として象られる


そのイスラムデザインにおいて渦巻きは


生命およびそのサイクル


天地創造の膨張と収縮のプロセスを象る




イスラム芸術のなかで非対称な形 


クルアーン カリグラフィー


クルアーン(コーラン)は「詠まれるもの」を意味する













ウィキペディアより


イブン・ムクラ(940年没)が生み出した文字バランス配分システム草書体




幾何学的視点から、円やその直径、文字の大きさとその比率を考慮して形が定められる


クルアーンの神秘を伝える形









縄文土器模様は祭儀のための詠むものと思うと


何か違うイメージが湧いてきそうです




海山川に自然の神を見た人は何を詠ったのだろう









縄文前期 函館の海に面した椴法華より発掘
市立函館博物館アーカイブ




今日の夜明け前の星空 日の出前の空



























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