暦便覧
雨降りて百穀を生化すれば也
種に命を宿す雨
穀雨の朝焼けを撮影しようと暗いうちに鷲の木に到着
北の空を眺めると
北斗七星と北極星がきれいに輝いています
いつも撮影している場所から北には蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山
右側の遠景に羊蹄山
鷲の木環状列石で北極星を祀ったら羊蹄山の方向
なんとなく東大寺のお水取りを思い浮かべました
1270年続く東大寺の修二会(お水取り)
「修二会」は2週間以上に渡る儀式・法要で構成される過酷な祈りの行
東大寺境内にある遠敷神社は、二月堂を象徴する行事「修二会」の中でもとりわけ有名な「お水取り」の儀式における主役とも言える若狭国の「遠敷明神」を勧請
若狭彦神社から遠敷川を遡ったところに神宮寺
若狭彦神社の神願寺として元正天皇の勅願で和銅7年(714)、泰澄(白山の開祖)の弟子によって創建
神宮寺に白装束の僧と山伏たちがホラ貝を吹きながら集まってきます。修二会は十一面観音(秘仏のため厨子)の前で行われます。境内で大きな護摩焚きが行われたあと、閼伽井屋で汲んだ香水をもって2㎞川上の鵜の瀬の河原へと移動。参列者も手松明をもって後に続きます。
二月堂閼伽井の水源となる鵜の瀬でも護摩焚きをし、やがて松明の火の海の中、神宮寺住職が送水文を読み上げ、香水を遠敷川へと流します。
古神道の山伏の祈りの行が仏教の行へ変わっていったような
その祈りは若狭から南へ100キロの奈良へ気脈を送る
いにしへには、北へ100キロほどの気脈を祈ったのかもしれない
なんとなくそんな連想をしながら明けて行く空を眺めてましたが
山が半分雲に覆われ2年前の画像を使いました
半分しか見えない景色は
コロナのベッドを用意すると言い
何がベッドの増えない原因か見えていない
気候変動に対応するために電動化すると言い
ブラックアウトや電磁波の異常に目を向けない
コロナの悪化するなかでオリンピックへの混乱へ進む
皇室への不信の道を見ずに進む人
そんな中でも目に見えぬものは変わらずあるとも想えました