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図形曼荼羅好きな方 (^O^)/

ラピスラズリの蒼とトルコブルーの重なりに魅かれます。色と形は何かを現わすような気がします。

ジッグラト

2021-10-30 15:03:33 | 日記


シュメール神話が気になり何気なく眺めていました


画像はウィキペディアからお借りし、色彩を少しレタッチ


多くの神が描かれるシュメール神話の最高神エンリル


嵐、大地、秩序、破壊の神


神々や人間の運命を記載するタブレットを持つ


自然の気紛れな破壊、疫病の蔓延、戦争の恐怖をもたらすものとして、


エンリルは畏れられていた。



シュメール時代の『大洪水伝説』
『ギルガメシュ叙事詩』にも語られ、ノアの洪水伝説の元ともいわれる

神々の労役を肩代わりするために生み出された人間だが、時を経てその数は増え過ぎ、彼らが立てる活動の音は天界の神々すら悩ませるようになる。
とりわけ短気なエンリルはその権限で神々に人間を滅ぼすことを誓わせ実行しようとする。
その度にエンキが密かに善良で敬虔な賢者に急を知らせ、人間は生き延びる。
最後にエンリルは人間を地上から一掃する大洪水を送ることを決定。
あらかじめエンキから知らされた賢人(ジウスドラ、アトラム・ハシース、ウトゥナピシュティム)は助言に従い巨大な方舟を建造。
家族や動物たちを乗船させ、7日7晩続く未曾有の大洪水を生き延びる。
激怒したエンリルだが、エンキのとりなしを受けて彼らを神々の序列に加え、永遠の命を与えるのだった。




自然の秩序を維持するために作られた人間

数が増えすぎて秩序を乱し

疫病、洪水、嵐、噴火、地震、秩序の破壊



現代の状況は

自然の気紛れな破壊、疫病の蔓延、争いの恐怖と

エンリルのタブレットの中にあるような状況とも言えないか



シュメールは都市国家による政治
ウルナンム法典の制定
灌漑された運河・水路・堤防・堰・貯蔵庫
天体観測、60進法
陶器を杉油の油絵で飾り立てた。陶工は、陶器を焼くために必要な火を起こすために弓ぎりを用いた。石細工や宝石細工には、象牙・金・銀・方鉛鉱が使われた。
のこぎり・革・のみ・ハンマー・留め金・刃・釘・留針・宝石の指輪・鍬・斧・ナイフ・槍・矢・剣・にかわ・短剣・水袋・バッグ・馬具・ボート・甲冑・矢筒・さや・ブーツ・サンダル・もり

電気の普及を除くと今の生活と変わらないような




神話は不合理な展開をすることがありますが


若きエンリルも天界から冥界へ追放されます

夫となるエンリルに暴行を受けたニンリルは、水を注がれて後に月神となる男児ナンナ(シン)を身ごもった。「50柱の神々」と「運命を決する7柱の神々」により、罰としてエンリルはエレシュキガルの冥界の王国へ追放され、ニンリルもその後を追った。エンリルは「門番」に扮して彼女を妊娠させ、死の神となる息子ネルガルを生ませた。同様にエンリルは「冥界の川『人喰い河』の男」に扮し、ニンリルに冥界神ニンアズを生ませた。最後にエンリルは「船頭」に扮し、第4子である河と運河の神エンビルルを生ませた。これらすべての所業は、シン(ナンナ)を昇天させる身替わりを作るためだった


シュメール社会においては和姦か否かに関わらず「正式な段取り」を踏まずに処女を手籠にすることは決して許されることではなく
ウル・ナンム法典の第6条でも「床入り前の女性を暴力に及んで犯したらば、その男性は殺されるべきである」


冥界に進み、月の神の誕生という点でイザナギの月読命の誕生と類似


禁忌と冥界から月の神が産まれる


皇室の結婚に、誠の祀りごとを求める集合意識の声の中


禁忌と困難を進み、産まれる子


大谷翔平や藤井聡太のような特殊な才能の子が産まれたら?


普通の子が産まれたら?


シュメールの衰退する姿は、神ばかりに捕らわれた国と語られ


ジッグラトはバベルの塔と呼ばれ


アブラハムはメソポタミアからカナンの地へ





エンリルが築き上げた神殿はエクルと呼ばれ

「山の家」という意味

エクルには、聖塔「エドゥルアンキ」ジッグラトが建ち

天(アン)地(キ)を結びつける





シュメールと同じ縄文時代


環状列石では







東の山に太陽








西の山に月










同じように天(あめ)土(つち)を結ぶ祈り



今日30日は、金星東方最大離角と太陽フレアの到達が重なります



天(あめ)土(つち)のささやきに耳を傾けるのも良きことかも














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鷲の木環状列石に朝日が輝く

2021-10-24 14:16:50 | 日記



遺跡の回りが今は林に覆われ


木々の間から太陽が山の上に今日、輝きますす










冒頭の画像は鷲の木遺跡の海岸に降りた2年前、11月4日



遺跡の回りに広がるススキ野原に陽が射し


















この傾斜地と野原には

土抗と三内丸山の象徴する木組みと同じような跡があります









縄文遺跡によくある栗のイガもいっぱい落ちていて秋を感じます


横を流れる桂川の河口ではサケが7~8匹泳いでいます












桂川の上流には、鷲の木遺跡を流れる上毛無川,その上流にある毛無山


毛無(ケナシ)はアイヌ語で水源の野原




環状列石では秋の豊穣を祀り


天(あめ)土(つち)に祈りを捧げる









そんなことを偲んでみたいと思える日です









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黄昏 誰ぞ彼

2021-10-19 18:05:31 | 日記



人の見分けがつきにくい時分


夕陽を撮っていると様々に変わります























しのびよる雲










移りゆく時は何かがうまれそうな







自然と調和する日本独特の十三夜の月


豆名月、栗名月、後の名月


稲、豆、栗、サケ、秋の実りを満る前の欠けた月に祝う感性



18日は十三夜 紅葉を背景にと撮影場所を探したのですが


















辿りついたのは雲に浮かぶ月になりました
















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空に描かれる

2021-10-14 12:51:42 | 日記



4年ほど前、刻々と変化する黄金色に輝く遺跡の夕焼けを見て以来


遺跡で撮影することが多くなりました


鷲の木環状列石近くの海岸の夕暮れ

山が赤く染まり







夕陽の反対側も染まり始めます








陽が沈んでから15分位が一番色づきます










山の反対側では北斗七星が回り、山頂の上に北極星

右側に、今ではキャンプ場の光でうすく輝く天の川の落ち込







江戸時代前は、富士の形をしていた





13日は木星、土星、上弦の月、金星が南の空に並びました


乙部町のシラフラ海岸


シラフラはアイヌ語で白い傾斜地













風景と月の撮影では明るさの違いで半月が丸くなりますが


流れ星もいくつか流れ、月の横にも写っていました



循環する自然をなんとなく感じていました




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朝霧

2021-10-07 16:14:38 | 日記



朝に漂う雲を撮影しようと通ってます







日の出までに30分ほど登り



右側の山に陽があたるように湖面や雲に当たるのを待つのですが







なかなか太陽の方角の雲が思う所に開けない








湖面と雲には当たらず

奥の上磯にある太平洋セメント工場には陽があたります

この右側にある四角い建物の間が舘野遺跡

旧石器時代、縄文、擦紋と続いた

冬至の函館山に太陽が登る方向に縄文住居の向きと列石向きが並んでいた

見晴らしの良い、気の流れの良い所にかつては住んでいた





散歩しながら、紅葉の状況を見ていると


支脈に沿って形取り枯れて行くミズナラの葉






陽のあたる木の根の苔






尖った岩






角度を変えて撮影したくなります









新月の夜、世界遺産になった垣の島縄文遺跡で天の川を撮影したのですが


八時前は山間を走る車の外光?で写りが悪く







見づらいですが縄文記念館の裏にあるお墓の場所から天の川が立ちあがっています



6000年続いたコの字型の遺跡の入り口の反対側は








北斗七星と北極星が輝いています









「 結び 」と言うつなぐ思考がかつては有ったように思えます














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