5月20日の長岡市立劇場での演奏会。
本当は昨年の3月13日に開催する予定が、
震災の影響で延期。皆さん多忙な方々なので、
この日スケジュールが整っての開催となったようです。
出演者や主催者は感慨深かったのではと思います。
今回、東日本大震災復興祈念としての開催。
指揮:船橋洋介
メゾソプラノ:坂本朱
ソプラノ:高橋さやか
テノール:内山信吾
バリトン:大井哲也
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
合唱:長岡フェニックス合唱団
第1部は映画音楽等から。
スターウォーズのテーマ、
ティファニーで朝食をよりムーン・リバー、
ほか、タイタニック、ニューシネマパラダイス、
あとガーシュインのサマータイムとアイガットリズム、
歌は坂本さんがマイクを使いつつ。
正直、第1部はあまり良くなかったんですね。
オープニングはちょっと真面目なスターウォーズで
堅い感じの演奏で、
他も有名曲ばかりなので、
もう少しこってりした演奏を聴きたかった、ということと、
坂本さんのヴォーカル云々と言うより、
PA装置があまりに良くなくて
(スピーカーはホール備付けの
講演とかで使う普通のやつだった)、
そのせいで音の感じが勿体なかったなと。
しかし、第2部は非常に良い演奏でした。
自分がこの前の企画で三枝氏の「レクイエム」で
参加した時もそうでしたが、
プロオケといっても、弾き慣れていない曲は
多少エンジンのかかりが良くなくて慎重でしたが、
とにかく合唱の出来が素晴らしかったですね。
震災後に一旦解散して、また集まって練習を積んだ
ということもあって、
難しくない曲とはいえ、安定感が非常にあって、
演奏時に気をつけてやるべきことが
非常にクリアになされていたという印象でした。
音程も安定していて、声も良く出ていて、
素晴らしかったと思います。
最後の合唱も本当に良かったですね。
そして、実は私、
この曲がちゃんと決まる前に、
この企画の首謀者?の団員の方からこの曲のCDを
お借りして一度聴いていたんですね。
その時流行っていたいわゆるクロスオーバー?
クラシックとポップスの間というか、
そういう印象が強かったのですが、
実際に生演奏を聴いたところ、
むしろクラシック寄りで、
曲として非常に聴けるものでした。
日本初演ではありましたが、
全世界では1,000回以上上演されているということで、
人気があるのが分かる気がしました。
ともかく、財団の方々や、合唱団の方々、
諸々大変だったかと思いますが、
本当におつかれさまでした。
次の企画は既に動き出しているのか、、、
非常にまた楽しみですね。期待しています。