土曜日、標記演奏会へ行ってきました。
私はこの団に第1回の演奏会まで在団していました。
第10回というのは本当に感慨深いですね。
今回の演奏会は、私の先輩でもある
佐藤さおりさんの作品100%でした。
「無伴奏混声合唱のためのアルバムⅠ・Ⅱ」全曲です。
全てNEWSの委嘱によります。
演奏についてですが、
最初は硬かったですね、少し。
でもすぐにほぐれました。
今回の演奏は、全体として非常に安定感がありました。
おそらく、何回も通し練習をしたとのことで、
それが良い風に表れていたと思います。
安心して聴くことが出来ましたね。
彼らの作品への共感を、優しく感じることが出来ました。
聴きながら思ったことですが、
言葉に対するアプローチですね。
例えば僕なら、もっと強くアプローチしたかなって。
でも、佐藤さおりの作品における言葉へのアプローチは、
あれくらいが一番自然なのかなと思いました。
自然な形でちゃんと歌詞も伝わってきたし、
あれが、長年かけて築いてきたものだと思いました。
あと、アルバムⅡの「湧」の3曲は、この日一番の熱さでしたね。
精度は落ちましたが、伝わってきました。
とにかく、佐藤さおり作品と歩んできたNEWSの歴史。
それを、作品と、その演奏とで、
余すところなく堪能できました。
今後の課題といえば、
アンコールに聴き取れた気がします。
アンコールでは佐藤さおり作品で、
もともとピアノ付きの「地球の歌」「またね」の
アカペラバージョンでした。
この2曲、私も歌ったことがありますが、
今日の「アルバム」と比べると、声楽的な要求が大きくなります。
それのアカペラということで、余計整えるのが難しい気はしました。
あと、パートソロですね。縦のハモリじゃないところ。
そういう作品に対するアプローチが、
声楽的な部分も含めて、今後の課題なのかなと思いました。
それにしたって、
第10回という記念演奏会、
これまでの活動の集大成という気がしました。
素晴らしい成果を収めることができたこと、
これからの活動の糧にして欲しいと思います。
おめでとうございました。