佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

北京五輪野球アジア地区最終予選

2007年12月03日 23時55分05秒 | スポーツ

 

 仕事しながら見てましたが、

やっぱり真剣勝負はしびれますね。

スポーツにおいて何が重要かというと、

真剣勝負+感情移入できる人(チーム)があるか、

これに尽きると思います。

 

 

 サッカーに比べれば短い、少ない予選ですが、

開催国の中国が決まっている中、

日本、韓国、台湾、フィリピンで1チームのみというのは、

一発勝負を考えると、なかなか厳しい戦いだったと思います。

韓国なんかは、死球を避けずに当たりにきてました。

そう、一発勝負というのは、先発投手が大部分を占めます。

どの試合も先発がゲームを作りましたね。

 

 

 確かに、日本は4チームの中で、総合力で上回っていたと思います。

勝因は、「試合の流れを作れること」だったと思います。

韓国戦は先制されましたし、今日台湾戦は一時逆転されました。

青木の一塁アウトや新井の死球など、不利な判定もありました。

でも、その次の回、すぐ点を取り返せていました。

誰が何をすべきかということが分かっていて、

チームとして自分たちで流れを引き寄せられていました。

そして、引き寄せた流れをたぐり寄せ、

自分たちのものにすることも。

いわゆる「小兵」と呼ばれる選手たちの

何と頼りになることかと思います。

 

 

 ただ、野球の五輪については、

色々意見もありますね。少なくとも最強チームではない。

大リーグとの兼ね合いやアマチュアとの兼ね合いもある。

でも、今の五輪で、野球をアマチュアのみで戦ったら、

突破できるかといったら厳しいでしょうね。

プロが本気になると本当に強いんだなというのが、

今回のチームに感じたことでした。

 

 

 たしかに、最強チーム同士の戦いには興味がありますが、

見る側にとって何が大事かって、真剣勝負かどうかにかかっています。

失敗の許されない戦い。厳しい戦いが、

チームや選手を成長させ、ファンを作るのだと思います。