佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

小松亮太プロデュース~タンゴ、或いは反タンゴ~

2007年07月24日 22時16分37秒 | クラシック

 

 りゅーとぴあのカジュアル・コンサートシリーズvol.2として、

小松亮太がやってまいりました。

 

 

 最近、コンサートやライブを控えていて、

以前は4,5個のコンサートのチケットを先に買って、

常にストックしていたんですが、

最近はストックがないのが普通になっています。

しかし、このコンサートは、

早くからチケットを入手していました。

 

 

 というのも、小松亮太を一度生で聴きたかったんですね。

CDは1枚しか持っていないのですが、

そのCDが結構前の小松亮太のCDでした。

ちょうどバンドネオンの若き寵児として、

最初にテレビなどで露出されたときでしょうか。

テレビを見て、非常に興味があって購入しました。

今回のコンサートでのCD販売にそのCDはなかったですね。

 

 

 

 なんというか、

そのCDは、夜、車に乗っているときに良く聴きました。

合うんですよね。

タンゴのあのリズムが、とても心地良いんですよね。

一度生で、と思いつつ、多分これまでは

imageでしか新潟に来たことがなかったと思います。

imageはゴンチチや松谷卓も出ているのですが、

ちょっとミーハー色が強くて行きづらいですね。。。(苦笑)

 

 

 今回は、本人も言っていましたが、

珍しくピアノがないスタイルでした。

ギター:レオナルド・ブラーボ

ヴァイオリン:喜多直毅

コントラバス:西嶋 徹

の編成。

 

 

 一言で言うと、

とても良いコンサートでした。

実を言うと、ツアーでは初めてらしいですが、

今回のようなスタイルは、僕の持ってるCDにもあったんですね。

あんまり「古きタンゴ」の枠にはまりたくない、という意思表示が

結構あったCDで、

今回の目玉でもある「りベルタンゴ」(ピアソラ)のスタイルは、

このCDのスタイルと同じでした。

個人的には、自分のベースであるタンゴというものを受け入れつつ、

そうでない柔軟さも持っていたい、

そんな思いを感じるコンサートでした。

 

 

 あと分かったことですが、

僕はやっぱり、バンドネオンの音が好きですね。

一見音が似ているアコーディオンの音はそんなに好きじゃなくて、

何が違うんだといわれると難しいですが、

バンドネオンって、非常に機能的でない楽器らしいんですね。

ドレミファソラシドを押す場所に、全然規則性がないらしいです。

その辺が、アコーディオンと違いが出るのかなと。

滑らかさというのが、ちょっと違うというか。

 

 

 あと、今回のヴァイオリンの喜多さんの活動に興味が。

弾いていた音も凄く良かったですが、

こういうジャンルをベースに活動しているというのがいいですね。

多分、クラシック畑から連れてきてもすぐにこういう音は鳴らせない。

お金の手持ちがなくCD買えませんでしたが、

注目していきたいですね。

 

 

 ピアソラのCDも欲しいです。今度探してみようかなと。

うーん、良い演奏会でした。