TEAM SLOWSTARTER

自転車乗り夫婦のサイクリング走行記録

サイクルモード2012~トレック編~

2011-11-08 06:21:45 | その他

何も毎度トレックのブースにばかり時間をさく必要もないわけなのですが、今年はなんといってもTCTカーボンがOCLVカーボンに取って代わったのが大きなトピックです。
カーボンフレームは、すべてOCLVカーボンになったわけで特に廉価グレードのカーボンフレームはどうなったのかとても興味がありましたので乗ってみました。
カミさんも久々に自転車に乗りました。


マドン6.9SSL

6.9SSLは、確か3種類くらいのサイズが試乗に用意してあって、珍しく私のサイズの56CMがありました。
このサイズは、あまり乗り手がいないみたいでさくっと試乗できました。
ホイールはRaceXXXLiteチューブラーでロープロファイルのかなり軽いカーボンホイールです。
当たり前ですが、乗ってみると自転車のサイズが私にぴったりでした。
やっぱり、自転車の製の性能以前にサイズは重要です。
相変わらず、サクサク進んで乗り心地がいいけどレーシーな乗り味は健在です。
まあ、あえて私の乗ってる昔のマドンとの大きな違いまではわかりませんでしたが、ホイールはくださいなという感じでむちゃくちゃ加速が良くて気持ちいいです。
去年同様、私が使ってたボントレのカーボンホイールより、ブレーキの効きとタッチが良かったです。

マドン4.7

マドン6シリーズ、5シリーズ、4シリーズと数えると上から3番目のグレードのマドンになります。
約30万円、アルテグラ、ノーマルホイールのパーツ構成です。
まず、車体を持ってみるとさすがに、マドン6.9SSLよりは重たいのですが、これがそこそこ軽いです。
ホイールをいいのに換えればそこそこ軽くなるのではないかと思います。
いざ乗ってみると、マドン6.9SSLにはかなわないものの、なかなか軽快感があってキビキビ走りつつマイルドな乗り心地でした。
廉価グレードによくある野暮ったい感じのもっさりした挙動は感じませんでしたし、踏むと結構気持ちよい応答があります。
これだったら、フレームだけで30万くらいしそうな感じの性能だと私は思いました。
なかなか良いです。
レースで絶対優勝したいのではないのなら、これで十分楽しめると思います。
ロングライドも快適だろうし、ホイールを換えれば、結構行けるでしょう。
これは、サブマシンにほしい一台です。
抜群にお買い得と思うのですが、フレーム売りはありません。

マドン3.1

さすがにローエンドグレードになると、持ってみても重たいです。
でも、ざっくり考えると普通のアルミフレームくらいな重たさです。
乗り味も、重さから来るのかやや、もやっとした感じがするけど、去年のTCTカーボンのときに比べると、踏んだときの剛性感とかは、ちゃんとある気がします。
ただ、わりとヤワいと言われるこのグレードですが、私は今回はあまり乗り心地が良いとは感じませんでした。
でも、私が乗ってる2.3より少し乗り心地がいいと思います。
というわけで、アルミフレームに比肩する感じのグレードで、まあ、同じ価格帯なら乗り心地のいいカーボンどうでしょうみたいなモデルです。
そう考えると、メインのモデルからアルミフレームを除外してゆく感じの流れにも感じます。

TopFuel9.9SSL

85万もする、クロカン向けフルサスでカーボンフレームにカーボンホイールのモデルです。
持ってみると、これがまたロードレーサー並に軽いです。
というか、これより重たいロードレーサーもいくらでもあるはず。
特に20万以下のロードレーサーなら、間違いなくTopFuel9.9SSLより重たいと思います。
とにかく、びっくりする軽さなのでタイヤが結構ぶっといのがついてた割りに加速が抜群に良かったりなんかします。
テストコースにある、ちょっとした段差でピョンピョン跳ねてみても、軽さを感じます。
そうか、こんなにも軽いならシクロクロスじゃなくてもいいのかな?

そして気になるのは、カーボンホイール。
またしても、ターンパイクで逝ってしまったので、なんとも悩ましいのですが、今年は、モデルが一新されました。
前作は、リムとエアロ部分と別パーツになってて、エアロ部分はペラペラのカーボンでしたが、今度のは、一体形成でエアロ部分も構造材となっています。
実際触ってみると、カチンカチンです。
50mmディープでも1300g弱、35mmディープは1150gと軽さが魅力です。



空気抵抗を減らすためにリム幅が太くなっているので、タイヤよりかリムがはみ出す感じです。


タイヤとか、バーテープは特に変わりないのかな。ああ、ドリンクケージもカーボンにしようかな。
なんとなく、アルミを使ってしまうのですが。


ヘルメットは、まあまあ普通な感じでした。


そしてこれが、199gしかないというシューズ。

ためし履きができましたが、今年の私的には、44でいいみたい。
さすがにクソ軽いだけあって、全体的に素材がペラペラな感じで、ちょっと耐久性的に大丈夫なの?っていう感じがしないでもないですがどうなんでしょう。

というわけで、まあ、自分がトレックに乗ってるからというのは多分にありますが、今年のトレックのニューモデルは良かったです。
去年は、良かったのは6シリーズだけでしたが、ロワグレードのモデルがぐっと良くなってました。