TAOコンサル『市民派アートコレクターズクラブ』

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「市民派コレクターの眼」・・情緒性を抑えた色彩が美しい現代の浮世絵、金井訓志

2016年03月17日 | 注目の現代美術作家と画廊散歩
三越日本橋本店で開催された「黄色い舟展」のオープニングパーティーにご招待いただき、出かけて来た。❝黄色い舟❞とは独立美術協会創立会員である三岸好太郎が会の創立を祝して発表した詩「黄色い舟・鋼鉄船」になぞらえたものであるとのこと。



新館のグリル満天星でのパーティには中堅作家たちが居並び、美術界の重鎮奥谷博氏や元経済企画庁長官堺屋太一氏などから励ましの挨拶があり、今にも黄色い舟で大海に漕ぎだして行かんとするかのような明るい雰囲気に包まれていた。


右・作家金井訓志氏と二人で

パーティーでも話題になったが、作家たちの作品傾向はそれぞれ違うベクトルを目指しているかに見えるが、特に金井訓志と花澤洋太の作品が目に止まった。
金井氏は現代の浮世絵的世界を描き続けているかに見えるが、近年の情緒性を排除したシンプルで色彩が美しい作品がとてもいい。今回の出品作品の鶏頭の花が、私には人間に見えるのだ・・。作品に作家の魂があるのであろう。(夏炉冬扇)



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