銀座のコバヤシ画廊で 岡村桂三郎展が開催されている。私は“古典の現代性”を追求する岡村作品に惹かれるところがあり、50号の作品『獏』などを数点をコレクションしている。
そんな訳で、会期最終日近い18日に画廊に出かけたのであるが、3・11の東北巨大地震の影響か、銀座の人通りは極端に少くなく、画廊も閑散としていた。
しかし、作品はどれも力強い。大作『地神龍』の地の神である龍の作品は、何か今回の地震を連想させる。作家も制作しながら、不思議に胸騒ぎがしたとのこと。作品『瑞鳥』は20号の小品だが、天に向かって羽ばたく姿が、とてもいい。瑞鳥とは、良い兆しが現れる時に出現するという中国の想像上の鳥のこと。吉兆の鳥と言われる鳳凰の一種であるらしい。(山下)
作品『瑞鳥』
そんな訳で、会期最終日近い18日に画廊に出かけたのであるが、3・11の東北巨大地震の影響か、銀座の人通りは極端に少くなく、画廊も閑散としていた。
しかし、作品はどれも力強い。大作『地神龍』の地の神である龍の作品は、何か今回の地震を連想させる。作家も制作しながら、不思議に胸騒ぎがしたとのこと。作品『瑞鳥』は20号の小品だが、天に向かって羽ばたく姿が、とてもいい。瑞鳥とは、良い兆しが現れる時に出現するという中国の想像上の鳥のこと。吉兆の鳥と言われる鳳凰の一種であるらしい。(山下)
作品『瑞鳥』