TAOコンサル『市民派アートコレクターズクラブ』

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西荻窪「数寄和」・・NYのマコト・フジムラ氏、手漉き和紙に新たなる挑戦

2016年11月15日 | 気になる展覧会探訪
西荻窪に「数寄和」なる表具額装を専門に扱う画廊がある。オーナーは温和そうな紳士岸田憲和氏、画廊の本拠地は近江にあるとのこと。
この画廊でNY在住のマコト・フジムラ氏の作品展が開催される旨の案内をいただき、出かけて来た。作家は若い頃米国より東京芸大日本画科に留学、その後NYで作家活動を続けている。私も若い頃の作品を数点持っているが、ここ暫くお会いする機会がなく、この日は作品のことやNYでの作家活動のことなど伺いながら、旧交を温めた。

左から2人目マコト・フジムラ氏、3人目立島氏

今回は数寄和が提供した伝統的製法で漉いた和紙に作家が花を描くという企画で、マコトフジムラ氏の現代美術的作品が表装され、掛軸の形で展示されるという面白い試みの展覧会であった。オープニングには、日本画家谷中武彦氏や作家支援を続ける原田俊一氏、佐藤美術館の立島学芸員などが参集、和やかなパーティとなった。



後列右画廊オーナー岸田氏