TAOコンサル『市民派アートコレクターズクラブ』

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昭和40年代の「銀巴里」を偲びながら、コリドー街「蛙たち」でシャンソンを

2016年06月25日 | 心に沁みる音楽・・今宵はコ
友人のTさんに誘われ、シャンソンを聴きに行く。ご友人の村田ナオミさんが出演するシャンソンコンサートだ。会場はコリドー街にある「蛙たち」。洒落た店だ。ステージに置かれたガス灯はかつて銀巴里にあったものらしい。銀巴里とは懐かしい。



「銀巴里」は銀座7丁目界隈にあり、会社入社仕立ての昭和40年代前半の頃、友人達と何回か行ったものだ。当時、私はモダンジャズが好きで、シャンソンに夢中だった訳ではないが、あの時代はイブ・モンタンやエディット・ピアフなどの曲が巷に流れ、バンドネオンの哀愁を帯びたメロディに魅かれたものだ。当時、美輪明宏や戸川昌子、加藤登紀子などが歌っていたと思うが、ここは三島由紀夫も通った戦後のシャンソンブームを支えた店だ。



この日は5人の歌い手が得意な曲を披露したが、なかなか良かった。監督であろうか、フランス人のパトリック・ヌジェ氏の「ミラボー橋」や「希望に満ちて」はバンドネオンの演奏も巧みで聴き応えがあった。勿論、村田ナオミさんは素晴らしかった。「パリはシャンソン」「私を抱いて」など3曲歌ったが、声量もあり、とてもよかった。村田さんは元々英語教師であったとのことだが、これからは歌手として生きるのであろうか、頑張って欲しい。


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