TAOコンサル『市民派アートコレクターズクラブ』

「注目の現代作家と画廊散歩」
「我がルオー・サロン」
「心に響いた名画・名品」
「アート市民たち(コレクター他)」

清澄な色彩でパリ市街を描く蛯子真理央展

2008年09月01日 | 注目の現代美術作家と画廊散歩
 銀座日動画廊での蛯子真理央展オープニングパーティに出かけた。蛯子氏は、2002年に昭和会展優秀賞を受賞するなど、今後の活躍が期待できる新鋭の作家である。私も小品を1点所蔵している。本展はセーヌ河畔やシテ島などパリの市街風景の展覧会だ。細部にこだわった画風ではないが、自らの目で見た風景を写し取った作品群、清澄な色彩と素早い筆触感が心地良い。 特に、図録表紙を飾った白を基調にした40号作品『ゴシック』は素晴らしい。その前で作家と暫し歓談。(山下)


作品『ゴシック』の前で作家と。

平田達哉展、画家横田海氏と三人で楽しく一杯

2008年09月01日 | 注目の現代美術作家と画廊散歩
 しらみず美術の『HIRATA Tatsuya“プリミティブ”展』を見にいく。平田達哉はなかなかいい作家だ。作品は構成のしっかりした抽象が中心だが、人間的な情感を滲ませる作品が新たな展開を予感させる。真面目な人柄で、会話のなかに作品制作への熱い思いがほとばしる。
 作品鑑賞のあと、作家横田海氏と三人で一献傾ける。店は横田さんお馴染みの『あまくさ』。熊本天草は横田さんの郷里、その地の独特の食材を使った幻の水炊きやマロン豚料理を楽しみながら、芋焼酎を酌み交わした。そのあと、コリド-ル街のバー・カジマに席を移し、最近の過熱する一部現代美術など何するものぞ!など・・美術談義に時を忘れた。(山下)


横田海氏(左)と平田達哉氏(右)