TAOコンサル『市民派アートコレクターズクラブ』

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「アート市民たち(コレクター他)」

NY在住作家マコトフジムラ氏を囲んでのディナー

2005年12月12日 | 注目の現代美術作家と画廊散歩
 12月7日,NY在住作家マコトフジムラ氏が東京青山でのインスターレーション作品パフォーマンス発表のため、日本に滞在。この展覧会の日はゆっくり話ができなかったが、11日原田俊一氏のアートフロンティアで会うことができ、その後4人で食事しながら歓談の時を楽しんだ。

 マコトフジムラ氏は現在NYで作家活動を続けているが、単に作品制作に止まらず、ホワイトハウスの文化担当顧問として活躍したり、“NYトライベッカ・テンポラリー”の中心的役割を担って活動を続けている。これは9,11テロ事件以降ニューヨークの芸術家や市民が“希望の種”を見つけ、育てていくためのプロジェクトである。マコトさんはブログでも語っているが、NYという街は非凡こそが日常の非情な街。アートとはそういう渦中にあって表現することであり、街こそアートなのだと多くの芸術家や市民と連携して動いている。

 そんなマコトさん、久し振りにお会いしたら一回り逞しくなった感じである。小生も原田さんも芸大時代からのコレクターであり、若い時代の作品を所蔵している。このあと、アイアムの会の岡野恵子さんも交えて中華料理を楽しみながら、NYのこと、作品のこと、家族のこと、グランドゼロのことなど話題は尽きなかった。(山下透)