TAOコンサル『市民派アートコレクターズクラブ』

「注目の現代作家と画廊散歩」
「我がルオー・サロン」
「心に響いた名画・名品」
「アート市民たち(コレクター他)」

日本画家土屋禮一氏とパッタリお会いし楽しい雑談

2006年07月12日 | 注目の現代美術作家と画廊散歩
4月の入院手術以来、親しい画廊にもほとんど出かけていないが、7月12日ふらりと画廊閑々居を訪ねたら、日本画家の土屋禮一さんとパッタリお会いした。 云うまでもなく土屋禮一氏は日本画家として高い評価を得ているが、日展評議委員の他、美大での若手育成など多方面でご活躍である。

 土屋礼一氏とはもう6年くらい前のことになるが、岐阜長良川の“鵜匠の宿に泊まる旅”にご一緒させていただいて以来のお付き合いである。その後、小生の書斎『ルオーサロン』にご夫妻でお出でいただき、壺中夢倶楽部の仲間と会食会を持ったり、月刊ギャラリーに掲載された私の対談シリーズに対談相手としてご登場いただいている。

 土屋先生から「山下さんと私は持っているものが似ている」と云われたが、お互いフィーリングが合うのか、いつお会いしても不思議な懐かしさを感じ、一気に会話がすすむ。この日も土屋さんが好きな作家、ピカソの師でもあったノーネルのことから始まり、映画監督チャン・イーモウの「初恋の来た道」など中国映画の話など、盛り上がってしまった。

 土屋先生は金沢美大教授でもあり、今日も、金沢に向かうとのこと。そう言いながら、嬉しそうに旅行鞄から出して見せていただいたのが携帯用DVD機と映画DVD3本、旅の途中見るのだそうだ。
 その日本画作品が素晴らしいのはいうまでもないが、土屋さんは人間的にも素晴らしい方だ。1ヵ月後に一杯やることを約して別れた。次回はどんなお話が聞けるか楽しみだ。(山下透)

 

アートNPO主催『7月の空展』の作家たちと打上会食会

2006年07月10日 | 注目の現代美術作家と画廊散歩
 アートNPO推進ネットワーク主催の展覧会『7月の空展』が大塚まりこさんのご協力により、5日から10日にかけて自由が丘のもみの木画廊にて開催された。企画したのは小生と御子柴氏。展覧会の趣旨は“人知れず心に残る仕事をしている作家をもっと多くの人に知ってもらう”ことにあり、「宇和島シリーズ」で人気の森本秀樹氏を中心に、高下せい子、蟹江杏、上野明美、古田恵美子、西村幸生、門倉直子の7人の作家に出品をお願いした。森本秀樹氏はアートNPOの推薦作家でもあるが、今回の展覧会ではDM制作の他、6人の作家の盛り立て役として大変ご協力いただいた。作品も味わいある質の高いものばかりで、予想以上の購入希望者があり、嬉しいことであった。
 初日のオープニングには作家の仲間たちを中心に大勢が集まったが、最終日10日の中華料理店での打ち上げ会食会もおおいに盛り上がり、楽しいひとときであった。作家の皆様の益々のご活躍を祈りたい。
下記写真は画廊主と作家たちである。(山下透)


(右から画廊主の大塚まりこさん、門倉直子さん、森本秀樹さん、古田恵美子さん、蟹江杏さん、上野明美さん、高下せい子さん)

自由が丘「もみの木画廊」代表、M・大塚さんのこと

2006年07月05日 | 注目の現代美術作家と画廊散歩
 7月5日から自由が丘のもみの木画廊でアートNPO推進ネットワーク主催の展覧会「7月の空展」が始まったが、会場のご協力をいただいたのがM・大塚さん。
大塚さんはテナントビルの経営者、傍ら若手作家支援を中心とした画廊経営を行っている。我々アートNPOの芸術文化支援活動の趣旨にも賛同いただき、理事を引き受けていただき、かつ展覧会の支援を頂戴している。
 育ちのよさが滲んだ明るい性格のお人柄、母校青山学院大学の馬術部の監督として若手育成に力を注いだり、世田谷美術館とのコラボレーションによる子供たちの作品展示イベントをボランティアをつづけている。
 もう7,8年前になるだろうか、亡き妻が元気な頃、金沢の高級加賀料理旅館浅田屋にご夫妻とご一緒させていただいた。翌日は陶芸家中村卓夫氏のアトリエを訪ねるなど実に楽しい旅であった。このところ、体調すぐれない御様子、早期の快復を祈るばかりだ。(山下透)