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仁寺洞 山村

2010-07-28 06:46:42 | Weblog

1月22日午後

<韓国 ソウル 仁寺洞>

仁寺洞(インサドン) 山村・・・・


人工調味料は一切使わない、寺刹式韓定食を味わえる場所!


「寺刹(サチャル)食」とは、簡単に言うとお寺で食べる物、日本でいう精進料理のこと。

生涯修行し、人間の欲望や感情をコントロールし生涯を捧げる僧侶の食べ物は、普通の人の食べる物とは全然違います。

まず、肉食は徹底的に避け、菜食に徹します。

また香辛料も刺激するようなものは絶対に使わず、不足しがちなタンパク質は豆やキノコといったものを積極的に食事に採り入れ補充します。

だから寺刹食は淡白であっさりしていて、血もきれいになり、精神的な面において健康にもよいと好評。

動物性脂肪がまったく使用されていないので、成人病の予防にもいいし、現代人の肥満治療にも効果があるということで、最近、脚光を浴びるメニューにまでなりました。


「山村(サンチョン)」の社長さんが寺刹食を一般の人に提供するようになったのには理由があります。

なんと、社長さん本人が何十年前にお寺で修行に没頭していたお坊さんだったのです。

今は平凡な社会人として暮らしていますが、お寺のいい食べ物を一般の人にも広めようという心で、仁寺洞(インサドン)の突き当たりの路地に「山村(サンチョン)」というお店を開いたそうです。

こうして「山村(サンチョン)」はオープンして20数年が経ち、お客さんの反応もよく本当にやりがいがある、と社長さんのお言葉。


「山村(サンチョン)」のメニューは山村(サンチョン)定食、たったのひとつ!

材料はすべてその季節に山に行くとよく見かけるような山菜ばかり。

新鮮な山菜を最小限の天然調味料で味付けをし、机いっぱいに並べられるおかずひとつひとつから漂ってくる香りには食欲をそそられてしまいます。

「山村(サンチョン)」のメニューは普通の食べ物に比べると少し味が薄めで肉類はまったく使用しないので、深みのある味、というよりもあっさりした味でしょう。(主な材料が山菜ですので、季節によってメニューが変わります。)


もともと寺刹食はオシンチェといわれるネギ、ニンニク、ニラ、ホンゴなどの5つの野菜を一切使わないで一般の人に出すものですが、「山村(サンチョン)」ではこれを使用するそうです。

もし5つの野菜の使用しないものを食べたい時は予約時にあらかじめ言ってくださいとのこと。

韓国人の食べるメニューに必ず挙がるひとつのナムルをいろいろと種類別にすべて味わうことのできる専門店「山村(サンチョン)(山村)」で、ボリューム満点の寺刹食、ちょっぴり変わった淡白な寺刹食を一度楽しんでみてくださいね・・・・・。


アクセス
地下鉄3号線アングッ(安国・Anguk・328)駅6番出口を出て道なりにまっすぐ進みます。
観光案内所を過ぎてすぐの角(GS25とCROWN BAKERYの間)を左に曲がり、仁寺洞のメインストリート、仁寺洞通り(インサドンキル)に入ります。
約500mほどすすみ、左側に「山村(サンチョン)」という看板が目に入ったらその路地に入ります。
くねくねした路地を道なりにすすむとつきあたりにあります。徒歩約10分。

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