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田中雄二の「映画の王様」

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『私は告白する』

2019-03-12 21:00:07 | 1950年代小型パンフレット
『私は告白する』(53)(1983.7.21.)



 ローガン神父(モンゴメリー・クリフト)は、教会で働く者から強盗殺人を犯したとの告解を聞く。その後、警部(カール・マルデン)はローガンに疑いを掛けるが、ローガンは戒律から告解を他言することができず…。

 キリスト教の社会ではない日本では、モンティ扮する神父が告解に悩む姿が理解し切れないといううらみは残るものの、ヒッチコック映画の中では上出来とは言えないものだろう。宗教に縛られてのサスペンスというのがヒッチコックらしくないし、ヒッチコック映画としてはなじみが薄いモンティとアン・バクスターがキャスティングされたことも、敗因の大きな原因だったのでないかと思われる。

モンゴメリー・クリフト


アン・バクスター


カール・マルデン


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