田中雄二の「映画の王様」

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『折れた矢』

2019-04-05 10:16:07 | 1950年代小型パンフレット
『折れた矢』(50)(1986.11.16.水野晴郎の懐かしの洋画劇場)



 旅の途中、傷ついたインディアンの少年を助けたジェファーズ(ジェームズ・スチュワート)は、アパッチの族長コチーズ(ジェフ・チャンドラー)の知己を得、次第に友情を深めていく。また、アパッチの娘ソンシアレー(デブラ・パジェット)と愛し合ったジェファーズは、彼らと白人との架け橋になろうと努めるが…。

 インディアンの視点から平和を求める彼らの姿を描いた、製作当時としては画期的な西部劇。監督はデルマー・デイビス。温和なスチュワートが主人公を演じたことはもちろん、白人でありながらインディアンを演じたチャンドラーとパジェットの好演が、この映画に説得力を与え、忘れ難いものにしている。

ジェームズ・スチュワート


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