田中雄二の「映画の王様」

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『ナイト ミュージアム』3連発!

2018-03-20 08:44:09 | 映画いろいろ
 久しぶりに1から2をテレビで再見。何度見てもこのシリーズは面白い。というわけで、『ナイト ミュージアム』3連発!

『ナイト ミュージアム』 まるで祭りのよう 2007.4.4.



 おいを連れて品川プリンスシネマで『ナイト ミュージアム』を見る。

 夜になると展示物が動き出す博物館というのは、子どもの頃、誰しもが抱いた夢ではないだろうか。ティラノザウルスの化石、モアイ像、動物の剥製、原始人、フン族、ローマ帝国軍、西部開拓団、南北戦争の兵士、セオドア・ルーズベルト(またしてもロビン・ウィリアムズが怪演!)らの蝋人形etc…あれもこれもみんなが動き出す様は、まるで祭りのようで見ていて楽しいのなんの。

 しかも老優ディック・バン・ダイク(ラストの掃除のシーンは『メリー・ポピンズ』のパロディーか?)とミッキー・ルーニーの久々の大活躍が見られたのもうれしかった。一時、童心に帰らせてくれ、改めて「映画って楽しいなあ」と思わせてくれる良作だ。

『ナイト ミュージアム2』 祭りの締めはやっぱりアース・ウィンド&ファイアー 2009.8.20.



 ベン・ステイラー扮するラリーが、今度はスミソニアン博物館で大活躍を見せる。

 ただ、もはや博物館の展示物たちが動き出すというだけでは観客は満足しないから、全体的には前作よりもスケールアップしているのだが、前作で活躍した連中(特にルーズベルト(ロビン・ウィリアムス)とサカジャウィア、そしてフン族長)があまり目立たないのがちょっと残念だった。

 とはいえ、ナポレオン、イワン雷帝、アル・カポネ、リンカーン、アインシュタイン、カスター将軍といった新キャラもなかなか面白く描かれており、中でもエイミー・アダムス扮するアメリア・イヤハートと宇宙ザルのエイブル、そして架空の人物カームンラーに扮したハンク・アザリアの大げさな演技が傑作だった。このシリーズはアメリカの歴史を知っていればいるほど楽しめる。

 また、ベン・ステイラーとのコメディつながりの俳優たち(オーウェン・ウィルソン、スティーブ・クーガン、ジョナ・ヒル)との掛け合いも笑える。

 このシリーズ、結局は主人公ラリーの再生劇なのだが、全体が祭りのような構成になっているため、変に説教くさくならないところがいい。そして祭りの締めはやっぱりアース・ウィンド&ファイアー。前作の「セプテンバー」も、今回の「レッツ・グルーヴ」も、みんなが幸せになる祭りのフィナーレには最適だ。

『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』 名優ロビン・ウィリアムズをしのぶ 2015.3.21.


https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/fc7d83f66321234b05f02f4006ae6a3d

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