TAMO2ちんのお気持ち

リベラルもすなるお気持ち表明を、激派のおいらもしてみむとてするなり。

やっぱり野球は守備から

2008-07-19 18:32:53 | 野球
2008年7月19日(土曜日) 13:00開始
愛媛・新居浜市民球場
晴れ時々曇、やや強い風が舞っている、基本的にホームからセンター、ライト
愛媛6≠S福岡RW

 先発両投手、余り良くなかった。要らぬ四球は少なめだったが、ボールがばらけて甘くなったところを痛打されるパターン。福岡の倫太郎君は、恐々投げて、手投げな感じで却ってストライクが入らない。愛媛の高木君は、腕は振れていてボールは来ているけど、ばらけ、変化球もすっぽ抜けたり決まったり。

 そんな試合が締まって来たのは、愛媛の森琢君が投げてから。真っ直ぐはやや高い感じがしたが、変化球が低く決まっていて、球威でねじ伏せることができていた。球速は140前後というところか。こうなると、守るリズムも良くなるし。最後の西川君も、時折横殴りな投げ方になっているところは心配だったが、ストライクゾーンに来たらそうは打てない球だ。もう少しコントロールの精度が上がれば、十分。この二人の復活は非常に大きい。しばらくは中継ぎ・抑えで行くのだろうか。

 そして、勝てた最大の理由は、センターに入った安達君。5回のピンチ、2死1、2塁でセンターオーバーの打球、7回先頭打者のフェンス前の大飛球に対して、一直線に落下地点に入って好捕。これが大いにものを言った。やっぱり野球は守備からだ。


 さて、初回から振り返ろう。先発高木君はャ塔ンと追い込んでから、変化球が抜け、最後スライダーを真ん中に置きに行ってレフト線2塁打。ここでリズムを崩し四球。西村君の送りバントは捕手前変な回転、しっかり殺して捕手梶原君が捕球し、1塁に送球するが、少し2塁側に逸れる。足をつけつつ捕球すればアウトだが、足を離して捕球後ベースを踏む。これじゃあ間に合わない。山健はライト前にしぶとく落とし先制、但し、セカンド送球でアウト。荒川君は真ん中低めの球を打ち、セカンドゴロダブルプレー。よく1点で治まったという感じ。

 その裏。倫太郎君、ストライクが入らない。恐々投げている。2者四球後、バントの送球が乱れ(1塁はアウト)、ファーストがコケかけている間にホームイン。送球が普通ならばアウトだが、これは仕方ないか。次の大島君の打球はサードゴロ、本塁突入、タイミングはアウトだが、送球が一塁側に流れ、しかも捕手の状態が浮く、タッチする前に足が入る、勝ち越しに沸くスタンドが、判定後怒号に。ここまで明白な誤審だと、怒りを通り越して笑ってしまう。マジ、軟式Aの審判のほうが安定した判定をしているし。前みたいにこの辺(軟式A)のボランティア審判なら、仕方ないが、仮にもNPB審判を目指す審判員を抱えているならば、
http://www.iblj.co.jp/topics_detail1/id=226

これはまずいだろう、というレベル。位置取りなどの再確認を願う。

 嶋田君は先っぽで引っ鰍ッた変な回転、セカンドがトンネル。2点目入る。次打者盗塁アウトで終了。誤審に助けられたとはいえ、よく2点で治まったなあ、という感じ。これは、早く潰さないといけない。2回表は投手のリズム良く3者凡退。その裏、成長著しい高田君が強いゴロでセンター前、盗塁・バントのチャンスが広がり大地君の強い当たりがサードゴロエラーを誘う。それにしても、今日のサード荒川君は足が動かず、また揃ってしまっていた。打つ方もバットが出て来ず、心配だ。

 問題の3回表。土佐君の2塁打のあと、本当、変だった。とにかく、ボールがどこに行くか分からない状態。3失点。それでも、エラーがなければ1点で終わっていただろう。愛媛は選手の入れ替えがあり、内野手がちょくちょく変わる。セカンドの檜垣君は慣れていないんだろうなあ。1死1塁で西村君の打球は低いゴロ。体の切り替えしに入りつつ捕球すれば難なく処理できただろうに、切り替えしが遅れ、目線が切れた瞬間に捕球するようになり、グラブをボールにぶつける形となって落球エラー。2死1塁が1死1、2塁となり、そこから2点追加され、逆転された。何ごとも経験だ。

 3~5回の倫太郎君、落ち着いてストライクが取れるようになり――この間、福岡からのお客さんに挨拶、3塁ベンチ上で「足が使えてないよ、手投げになってるで」とアドバイス、素直に聞いてくれたことが嬉しい――、抑える。但し、5回は明らかに球威が落ちてきて、6回は打つ予感。そのことを少年チームの子供に言うと「代わると思うよ」だって。

 5回表、一つのャCントがあった。2アウトを簡単に取るが、デッドボールとレフト前ヒットでピンチが。ここで荒川君、やや詰まっていたけどライナーでセンターの上に。前進守備している場面だし、2点覚悟した瞬間、センターが追いついているではないか! 何があったのか準平君が引っ込み、代わりに入っていた安達君。素晴らしい。抜けていれば福岡が勝っていた可能性が高い。

 6回表もピンチ。またぞろ変化球が決まらなくなり四球。まあ、最後の球はストライクと思ったが。トモ君、エンドランで真ん中高目をレフト線に、物凄く切れたため、レフトが処理し損ねる。細かいことを言うと、レフトの高田君、左打者がエンドランのように小さな振りをしたときは、前にスタートを切るものだよ。そうすれば、取れていたと思う。まあ、ともかく、レフト前に落ちてもたもたしているのを見て1塁走者はサードへ。ストライク返球で余裕でアウト。でも、余裕過ぎてサードの体がセカンド側に流れてしまい、交錯。怪我を防ぐためにも、ベース上で待つクセをつけて欲しい。1死2塁となり、牽制悪投で3塁に。今日のセカンド牽制はタイミングが合っていなかった。その後、スクイズを読み、失点しなかったのもャCントだ。とにかく、良く凌いだ。これも「守り」というものだろう。

 6回裏。先頭比嘉君の強い打球がサード西村君の足を揃えてしまうエラーを呼び、出塁。2死2塁から高田君がアウトハイを強く叩いてレフト線にタイムリー二塁打。本当、クラッチヒッターと言える打者になりつつある。アウトコースがこなせるようになってきたね。その後、2死1、3塁で 生では初めて見るプレーが。1塁への牽制擬投で、ボールが投手の手からすっぽ抜けて1、2塁間に。それが決勝点。

 7回から森琢君。ボールは来ている。変化球も低くは来ている。ただ、まだ、甘いかな。精度を高めてくれ。7回先頭の大飛球、安達君の好捕がなければどうなっていたか。7回裏は代打・大津君がライト前、安達君はセーフティー気味の送りバント、比嘉君がレフトオーバーのタイムリー。鮮やかでした。8回の森琢君、やはり甘い球は打たれる。ピンチをつくり、代打荒木君。打たれた瞬間、ライトフェンスオーバーか、ここは狭い新居浜球場。しかし、その時、風は思いっきり逆風で助かった。運もあった。

 8回裏からようやく福岡のピッチャーが代わる。イム・セオプ。あれ? 香川で外野やってたイム君じゃないか。うーん、見事なまでの手投げ。真っ直ぐが120前後。案の定、芯で捉えられる。しかし、正面を突いたりファインプレーが出る幸運で無失点。基礎の基礎からだな。

 9回表。西川君。140~145くらいか。でも、このリーグでは十分の速度と切れ。この人の場合はNPBに今年入るレベルと思うので、精度、特に、今日は、まっすぐの精度に課題があったと書いておこう。とはいえ、打たれるとは思わなかった。浮「のは自滅だけ。

 以下、思いつくまま。

・檜垣君と荒川君のバットが出てきていないように見えた。心配。
・福岡も、打つ方はいいけど投げるほうは結構しんどいらしい。福岡から来られたお客さん情報。倫太郎君は心臓の問題もあるけど、タメを活かさないと何時までたっても手投げのままだよ。上体が強いのはいいのだけど。
・審判の誤審が余りにもあからさまだと、白ける。ビデオ導入も致し方ないかも。
・それにしても蒸し暑かった。先発の不調はそのせいかも。
・山健、西村君、背筋を伸ばした打ち方が綺麗だね。打てる雰囲気がある。
・陽君の特大ファール、丈武クラス?
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