交通システム全般を見直すべき時かな

　ＪＲ北海道で不祥事続き。四国も補修に問題あり。だけどね、こういうのを倫理の問題だけで片付ける奴は世間知らず。赤字続きのＪＲは、本来必要な保線費用が確保できているのだろうか？　そもそも、国鉄の民営化は労組というか、総評解体の本丸であったことは、戦後最大の売国奴――売国奴は優秀でなければ出来ない――である中曽根康弘氏が告白しているような政治的行為であり、分割は美味しい資産を掠めるために行なわれたこと。北海道や四国は、言っちゃあ悪いがカス（ババ）を押し付けられたのだ。

　正直、小生が経営者なら北海道は函館～苫小牧～札幌～小樽、そして札沼線を除いて全部廃止。他はバスでええやん。四国も岡山～香川、岡山～高知、岡山～松山を除いて廃止。高速道路も充実したし、バスでええやん。そう思う。もし他の線も生き残れるとすれば、運賃が大幅に下がる場合だけだろう。何が悲しくて、高くて乗り心地が悪く乗り換えも手間な鉄道に乗らなあかんねん。バスでええやん。

　しかし、ガキの頃から鉄道――本当に小さいときは蒸気機関車が現役だった――を見て育った人間としては、ちょっと悲しい。で、田舎の鉄道で優位性があるのは中距離輸送か。バスがライバルだな。バスってのは、競争で有利な点がある。だって、道路の補修は、ガソリン代などから出ている。鉄道で「道路」に当たるのは鉄路だが、鉄路の補修は、自分とこの売上からである。このことが、すでにバスと鉄道でフェアな競争になっていないと思う。

　はい。鉄道好きなら知っている言葉。「上下分離方式で経営しろ」。補修、メンテは道路と一緒で税金でやれ。１８歳くらいで免許を取って、６５歳を過ぎても運転しなければ生活できない田舎の状況は、はっきり言って異常だ。このままいけば、後期高齢者のドライバーだらけになって、片側１車線の道は実質３０ｋｍ／ｈ以上出せなくなるよ。そうさせないためにも、公共交通システムは充実させておくべきだ。うん、ちょっとズレてるね。だけど、中距離なら乗用車というご老人も結構多いのだ。高速で「蓋」をしとるし。４０ｋｍ／ｈという、法律違反を平気でやってるし。そういうのもまとめて、鉄道、バスなどの公共交通機関、そして乗用車がいかに利用されるべきかの制度設計をしておかなければ、いずれ大問題になると小生は思う。

　脈絡のない、整理されていない文章、終わり。

　

在特会への判決に思う

　日本国は国際人権規約を批准しているし、妥当だろう。ヘイトスピーチは他者の人権を著しく侵害する点で、自由で守られるべき権利では決してない。ヘイトスピーチという言葉を使わずとも、新聞報道を読む限りではそのことを裁判所は示したと思う。

　さて、朝鮮学校による公園の不法占拠は裁判所も認めたこと（元校長に罰金十万円の判決）。そのことを追求したことそのもので在特会は批判されるべきではない。問題は、何を言い、どのように行動しているか、である。

　そして。人権を前提とした判決を支持した朝鮮学校には、是非とも北朝鮮の人権状況についても、行動を起こしていただきたい。小生は、朝鮮学校への日本国の無償化には継続して反対である。人権は、人権の相互承認と尊重が前提となるお話。はだしのゲンの作品もそう言っているよ（ゲンの最終話あたりを参照のこと）。

http://red.ap.teacup.com/tamo2/1755.html
http://red.ap.teacup.com/tamo2/1807.html

　さて。ある在日の方が言った。在日朝鮮人、中国人をも包括した民族主義運動が起こったら、それこそリベラルや左派――この二つを一緒にされるのは心外だが――の本格的危機になるだろう、と。いやむしろ、極右としては起こすべきだろうと思う。在特会が右翼的に駄目なのはこの視点とは正反対だからだ。在特会への評価が、右翼への試金石となるであろう。