彼は個人的な性質の運動やイニシアチブを避けるならわしであった。彼個人の決定ではなく、党、グループ、委員会、事務局など、一定の集まりにかけたものだけを実行に移す。会議を開くまでにも正当な手続きを踏むことにして、彼はいつでも、そういう意味での「合法性」を重んじた。
ロシア皇帝の専制に対抗する必要を叫び、彼らの国家的発展の自由とスラヴの野蛮に対する文化の擁護を訴えるならば、それは嘘というものだ。フランスのブルジョアジーが同じような筆法で、プロイセンの軍国主義とゲルマンの野蛮を訴えるならば、それも同じく嘘である。いずれの交戦国も残虐で、野蛮な戦争をしていることに変わりはない。
政府軍の敗北は政府の力を弱め、被抑圧民族の解放を促して、支配階級に対する反乱を容易にする。これはとくにロシアにおいて事実である。ロシアの戦勝は内政の反動を強化して、征服地の住民を完全な圧政のもとにおく。ゆえに、ロシアの敗北はどうあろうとも、最小限の悪とみなすべきである。
平和などという、ばかばかしい、偽善者のスローガンを告発し、拒絶し、第二インター式の下等な遠まわしをやめて、労働者には真実そのままを語りかける
政府軍の敗北は政府の力を弱め、被抑圧民族の解放を促して、支配階級に対する反乱を容易にする。これはとくにロシアにおいて事実である。ロシアの戦勝は内政の反動を強化して、征服地の住民を完全な圧政のもとにおく。ゆえに、ロシアの敗北はどうあろうとも、最小限の悪とみなすべきである。
平和などという、ばかばかしい、偽善者のスローガンを告発し、拒絶し、第二インター式の下等な遠まわしをやめて、労働者には真実そのままを語りかける
