TAMO2ちんのお気持ち

リベラルもすなるお気持ち表明を、激派のおいらもしてみむとてするなり。

ああ、民主党のTV CM

2008-11-24 22:34:02 | よしなしごと
新しいバージョン。白い画面に文字(例えば、「政治の責任」)を浮かび上がらせてのナレーション。パソコンの横にあるTVに引き寄せられる。「おおっ?」と。いい感じ。しかし、あの、「うぉー うぉうぉー」とか言う歌が流れてコケる。何か上滑りで滑稽な感じを与えられる。

この歌で、大いに損していると思うのだがな~。

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読書メモ:『悩める日本共産党員のための人生相談』その3

2008-11-24 21:37:30 | 読書
 第四章は議員さんについて。議員という立場を利用して、共産党の宣伝を全面に出すように強制されている印象。小生は、そういうのはダメと思う。小生の脳内の「かっこいい共産党員」ってのは、七人の侍。大衆自身の闘いという絵を描き、仮に党が成果を出しているのだとしても、大衆の闘いの成果だと描く。議員さんにはまず、議員としての仕事を全うすべきだし、余力で党の活動をすることを願う。でないと、投票は他に逃げるでしょうね。

 ただ最近、すべての運動を党建設に帰着させようとするあまり、せっかくの自然発生的な運動、住民運動などの主導権を共産党が強引に握ろうとしたり、反対に、党建設につながらないようなことには見向きもしないという傾向が見受けられます。(中略)
 “急がば回れ”といいますが、党の都合ばかりを優先させるのではなく、住民に奉仕する仕事に徹していれば、おのずと共産党への信頼は高まるはずです。
(p151) 本当にそう思う。

 次に、青年議員が古参に色々言われて参ってしまう話。サメ[トしたらんかい。兵庫の西脇市の党員首長は、住民に奉仕することに徹するために、党を離れたとか。そして、票読みできない共産党。これは、仕方のない面もあろう。同情する。

 第五章は幹部への不満。忙しすぎて身なりを構わず、不衛生だったり。ある部署で上手く行った話を機械的に当て嵌め、「xxに学ぼう」。うわ、中共っぽい。せめて毛沢東なみ(矛盾論・実践論レベルということでね)の弁証法を学ぼう。上からの伝声管(メッセンジャー)じゃあ、地位の幹部の資格がないと思う、本当は。でも、そういう人じゃないと「出世」しないという話はこの本の外で聞く話。決定文書はとっても長い壊れたテープレコーダー状態。馬鹿馬鹿しいので読了率は3割。考えるのは指導部で、あとはそれを学ぶ立場というのが共産党(jp179)民主主義はこういう形で死滅する。党内選挙は密室談義。行き着く先は小泉信三の『共産主義批判の常識』になる。

《職業革命家は、長短ともに職業軍人に相類するところがある。職業軍人が往々特有の偏視誤算、希望的観測に陥ったように、職業的革命家もしばしばそれを免れないのではなかろうか。》(p183) 今となっては穏やかなくらいの批判だ。

 社会主義初期生成論などについての 共産党のおためごかしへの批判は同意するとして。(ちなみに『日本共産党への手紙』という本が、このご都合主義への鋭い批判で満たされている。)


 最後の最後は、小生が著者と90度違う方向から書く。

僕が言いたいのは、いつまでもマルクス主義にしがみついているのではなく、むしろ離れることで「良い社会」ができればいいのではないか、ということです。(p187)

 著者が触れているように、ご都合主義でMEL(マルクス、エンゲルス、レーニン)を切り貼りしてきたスターリン的手法こそが、党をダメにしてきた。したらば、そうじゃなく、これらのご本尊について党員一人ひとりが濃淡上下左右色々あろうが、本気で向き合うこと、そして乗り越えることでしか、離れることは出来ないんじゃないか。欲望は焼尽されなければならない。ただ、サルトルが言うように「資本主義ある限り、マルクスは乗り越え不能である」と小生も思う。とはいえ、レーニンがマルクスを「乗り越えた」ように、党員一人ひとりが先達の財産と格闘し、今ある地平でオリジナリティーをもって苦闘することでしか、乗り越え=離れる ことは出来ないと思う。単に 離れる という言い方には強い違和感を感じる。小生のような非マルクス主義者にとっては、共産党にはマルクス主義のご本尊を大事にして欲しいのだ。

 でも、こんな体質なら、「一人ひとり」なんて余分なことなんだろうなあ(溜息)

 問題なのは、どれだけまわりがそういう(TAMO2註:全国一律立候補)声をあげても、中央委員会が言いださなければ方針変更がなされないということです。中央委員会の考えと違うことを言えば、「それは間違っている」と間違いなく批判の対象にされてしまいます。これでは斬新な意見など言えるわけがありません。(p188)

 党内民主主義がなければ、党の再生はない、という大昔からの主張をここでも書かねばなるまい。

その1:http://red.ap.teacup.com/tamo2/920.html
その2:http://red.ap.teacup.com/tamo2/922.html


(終)

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読書メモ:『悩める日本共産党員のための人生相談』その2

2008-11-24 19:35:25 | 読書
 第二章は支部活動。自分の時間は殆どなくなる。有給休暇を取って選挙活動。ビラを配っても、その内容で投票行動に反映する人は3%。ちょっと驚いたのは、自分の家にャXターを貼る「勇気」のない党員の相談。どんな事情があるんだろう。気合の問題なら、そのくらいの気合は持っていて欲しい。で、この章は引用のほうが面白そうなので、そうしよう。

公明党の影響力のある人たちについて
共産党の側が厚い壁を作ってしまっては良くありません。人間関係というのは自分のほうで壁を作ると、必ず相手にその壁が見えてしまうものです。そうすると、お互いがどうしてもギグシャクしてしまう。(p79)  まあ、共産党に近い人たちについても壁を設ける人たちだからなあ。

支部=老人クラブ状態に関して
問題は、お年寄りにあるのではなく、若い党員がいないということにあります。(中略)
 本質的と言えば、たとえば支部の数です。ここ数年に限っても四〇〇〇も減っている。数年前までは二万六〇〇〇支部だったのが、二年前には二万四〇〇〇支部、最近の「赤旗」を見ると二万二〇〇〇支部です。
(p86)

 たしかにマルクスの『資本論』にいま注目が集まっています。小林多喜二の『蟹工船』も爆発的に売れています。ワーキングプアや派遣労働者の問題を取り上げた志位さんの国会質問も、ネット上で大きな関心を集めました。
 しかし、共通していることは、ここから社会主義への志向は生まれていないということです。
(p91) 日本共産党については、「資本主義の枠内」というしみったれた方針だからなあ。

そういうわけで、共産党の主張に沿った活動は党に結集する必要は全くなくなり、若者の多くは結集しない。ここ1年で1万人の入党というが、青年は2割程度だとか。2000人くらいのオーダー。こうしてマンネリで党は維持される。

 やや身近なお話。国忠崇史さんのお話が引用されている。彼が東京にいた時に、ある団体の党員幹部の不正を告発したことが理由で除籍されていたことを当人が知らず、そのまんま北海道に移っていた。そこで市議会選挙に共産党公認で出馬することになったのに、ャXターを貼り出す直前になって北海道の患部じゃない、幹部がやってきて「共産党の党籍がない」ことを告げる。当然、国忠さんは中央委員会に質問状を送ると、存在しない「日本共産党中央委員会事務室」名で回答をよこす。この党の責任逃れの常套手段。まあ、ネット時代で見え透いてきているんだが。その中に「あなたは士別市に戻り、党に接近しました」だって。そんな「スパイ分子」を立候補させるに至った北海道の患部の責任はどこに??

 そんな党だから、本当の意味での責任を負う人間はいず、ドンドンと上意下達の組織となる。


 第三章はお金の悩みについて。選挙のたびに10万円カンパって、凄すぎやん。ラインを通さずにいきなり中央に窮状を訴えるのが効果的とか。組織硬直症だね。また、建前「自発」なので、返せと言えば返って来るそうな。当然、貧すれば鈍す、で、専従を減らせという話が出てくる。しかし、それをやると、その地域の組織が壊滅すると著者は言う。どうなんだろう。蒋介石の軍隊に包囲された毛沢東のように、放棄・転進する、現在の日本的には党の資源を集中し、根拠地を固く作るのがいいと思うんだが。政党助成金については、著者の以下の文章に全くの同意。共産党自身がかつて(1946年6月「共産党憲法草案」)もっと莫大な政党助成金を主張していたしね。

 政党助成金は、獲得議席、得票をもとに比例配分されています。政党支持の自由がまったく無視されているわけではありません。国民の意思表明の結果に即して配分されているのです。
 なかには政党不支持の人もいるでしょうが、そうであっても議会制民主主義のコストを応分に負担すべきです。選挙の公営部分は税金で賄われていますが、選挙に行かないから負担をしないという人はいません。
(p132)

 党員の奥さんは教師や看護婦が多い。中央委員会の職員の退職金は一千万円さえない。党内格差さえ存在する。立派なビルはかなり反感を買っていそう。それにしても、中小企業の親父さんたちと同質の苦労を地方の委員会はしているんだね。

 さて、驚いたのは、土地建物の資産は大きく、銀行から金を借りられないわけはないということ。ただ、返せないと打撃が大きいのでやらないそうな。そりゃそうだな。
(続)

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小旅行で公共交通は高い

2008-11-24 11:09:43 | よしなしごと
事故がなければ高知のどろめ市場に行くつもりだったが、ナンバープレートがない乗用車を使うのはアレなので、バスで松山に行くことにした。

バスは片道1500円、二人で3000円。乗用車なら、高速700円、ガソリン代も700円くらいか。倍かかる。しかも、2時間以上。JRの特急を使えば、割引券を利用しても片道一人2500円、二人なら5000円。高い、マジ高い。

現在、日本のエネルギー消費の1/4が運輸だと聞く。二酸化炭素削減のためマイカーを控えるという。だけど、こんなに公共交通機関の運賃が高かったら、若干不便を強いられることも相俟って、誰も利用しないだろう、JK。公共交通機関はアホほど値段が低くならなければ、誰も利用しないと思う。例えば、新居浜¥シ山ならば、500円くらいかな、消費者選好基準の運賃は。

まあ、そんなことはともかく。今回も食道楽たっぷりの旅行であった。

・バスに乗る。色々なバス停に止まる。「牛渕団地口」。早口言葉みたいだ。あ、「四国ガンセンター」って、こんなところにあるんだ。

・大街道で降り、昼食のため一天張という坦々麺の店を目指すが、その近くに「牛肉のから揚げ」のある店が。食べたことがないのでそちらに。アクワラングという店。店内は結構混んでいる。から揚げウマー。ただ、こういう食べ方だと牛肉の臭みも少し残るようだ。この臭み、懐かしい、、、何かと思えば、鯨肉の臭みに似ている。そう言えば、子供の頃、「似ている」と聞いたことがある気がする。

・すぐ側の三越で「Lumino Dot」というオモチャを探すが、なかった。で、北上。松山城に行くロープウェーへの道は、今、オサレになっている。散策にもってこいなのである。今回はさらに北上し、愛媛大学を抜け、護国神社へ。国家主義日本の名残。道中、プラタナスの葉っぱが大量に落ちている。大学のサークルボックスって、同様の寂れ方をしているね。

・戻って三越2Fのサテンへ。ここはザッハトルテが美味いのだ。頼もうとすると、最後の一つ。仕方がないのでもう一つはモンブラン。どちらも美味。モンブランは栗がたんまりと入っていた。

・夕方になったので適当に宿を探す。結構満室のところが多い。結局ホテルサンルート松山に。JR松山駅の近く。社長さんは元巨人の大橋勲さん。背番号7の巨人のユニフォームが。柴田さんの前。二岡を思い出す。バカボンのパパが巨人のユニフォームを着ている携帯クリーナーがあったので購入。しかし、展示は「はじめちゃんのクリーナー」。ウナギイヌなら、阿部慎之助そのままだ。ホテルの部屋は9Fで、松山城が見えるし、かなりの良い眺めだ。そんなに高くないし。

・で、夕食はおなかが空いていないので一天張へ。入った瞬間、酸っぱい臭いがしたし、お客さんもいなかったので失敗か、と思ったけど、汁なし坦々麺を食べて懸念は解消。山椒が利いて美味。また来たい。8点満点で6.5点くらい。

・次の日は電車に乗って八幡浜にちゃんぽんを食べに行く。八幡浜と言えば野球の河埜兄弟と飛行機の先駆者、二宮忠八。河埜兄弟については何も展示などなく、二宮忠八の生家跡に石碑くらい。ちょっと寂しい。飛行館は香川にあるし。
http://chuhachi.netcrew.co.jp/

あ、移動は接続時間の関係から、特急で行った。片道一人2500円くらい。で、適当に図書館に入ってガイドブックを見てちゃんぽんの店を決めようと思ったが、八幡浜の案内がされているガイドブックがない。結局、コンビニで「愛媛のうまい店1600」に載っていた「ロンドン」に行く。満員。詰めていただいて着席後、ちゃんぽんを。麺は“もったい”麺。余り好きじゃない。で、麺をやっつける。しかし、具が最高。何と言っても甘みと辛味が両方存在するたまねぎが。たけのこも嬉しい。だしも最高。麺だけだ。8点満点中6点。麺が須崎の鍋焼きラーメン系なら7点以上と思う。

・松山に戻り、電車に乗って道後へ。温泉の本館は超満員で入るのを諦める。全般にメチャ混み。あ、市内電車は一日乗車券300円。運賃はこのくらいにしないといけないと思う。この路線は儲かっているだろうなあ。

・大街道で電車を降りると、寺山修司関連のパフォーマンス(まつやま市街劇)が。でも、見たら「ダソヌ・マソ」(by ケロロ軍曹)に見えて仕方がない。

・降りてすぐにある新宮町のアンテナショップ「霧の森菓子公房」で霧の森大福を食べようとするも、10時開店で午前中に売り切れだった。何という人気。で、プリンを食べる。これもまたなかなか。容器はお持ち帰りできる。
http://www.bidders.co.jp/user/716525

・その後もプラプラしてから、夕食。井筒屋というところでモツ鍋。コースが2000円。腹いっぱい。モツ鍋は店でないと、良いモツが入手できないのでこういうところで食べるに限る。今度は水炊きを頂きたい。

・最終バスで新居浜へ。トイレに行きたくなったが、我慢。こういうとき、この手のバスは不安だ。西原町3丁目で降りたら、社宅のそばだった。失敗や。

コメント (4)
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