TAMO2ちんのお気持ち

リベラルもすなるお気持ち表明を、激派のおいらもしてみむとてするなり。

そう言えばのちょっと昔話

2007-11-21 23:08:28 | よしなしごと
http://red.ap.teacup.com/tamo2/194.html

で、中核派の方々と長話した。ネットを結構多くの人が弄っているらしく、某うちわだいこの名前もご存知だった。振った瞬間、表情が曇っていた。

まあ、記録がてら書いておこう。で、ご迷惑かも知れないけど、アッテンボローさんにTBしておこう。

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読書メモ:『現代思想の遭難者たち』その2

2007-11-21 22:37:01 | 読書
【レヴィ=ストロース】
 未開社会とされるところで「互酬性の原理」がどこでもある、という事実を見いだし、構造主義の創始者となる。野蛮は野蛮と思う心にあるとした。しかし、そうであるならば、野蛮とはつとめて近代的な認識ではなかろうか? 現在の自称「人民共和国」を野蛮と思う我々は“野蛮”人なのだろうか?

【アルチュセール】
 アルチュセールが批判した構造主義の導きにより思考の図式(「問いの構造」)に着目し、テキストを再読する。しかし、マルクスが経済学批判で行なったことはそういうことだったのではないだろうか? 彼の仕事はマルクス(余りにも膨大な仕事を抱え込んでいた)の延長と言う気がしないでもない。

【バルト】
 皇居を空虚の中心と言ったのは、この人だったか。彼自身も、空虚たらんとしたのかなあ。バルトに意味を附与することは、多分、彼の意に沿わないだろう。

【ラカン】
 思うままの自分になりたい。それは叶わない(Sスラッシュ)。あこがれる他人になりたい。それは叶わない(Aスラッシュ)。そもそも、自分とはどのようにして自分であると自覚するのか。それは人間だけなのだろうか?(鏡像段階)

【フーコー】
 熊野寮にあった「寮内権力」という言葉。おかげさまで、パラ読みであってもフーコーはかなり分かった気になりました(苦笑)。古典的マルクス主義左翼に権力を持たせてはならないと思いました(大笑)。連中は「科学の力で理性化された己の主体」以外は排除するから。

【ドゥルーズ】
 人間は一つどころに留まれない、差異をもって反復する存在なんだな。よって満たされない。欲望は差異をもって再生産されるだろうから。「欲望する機械」って、よく分からん。

【レヴィナス】
 ナチスの迫害によって生きながらの他者。文字通り「究極」の哲学者。コミュニケーションなどありえない極地から生還した彼の哲学は、余りにも難しい。(理性的な意味合いではなく、感性的な意味合いで) ilyaって何なんだろう??

『「自己の死を気遣う以前に、他者を、彼(女)の苦しみと彼(女)の死を気遣うこと」が責任である。』『「苦痛がその純粋さに達するところでは、[苦痛のなかで存在を]引き受ける至上の責任は、子供時代の至上の無責任へと転化する』

【デリダ】
 差延。ドゥルーズかと思った。差異があるから意味づけできる。散種で豊かになる。今や、根源を問う空しさ=厳しさの時代。でも、ここにフェティッシュしたいと思うのであった。
(続)
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読書メモ:『現代思想の遭難者たち』その1

2007-11-21 21:18:40 | 読書
『現代思想の遭難者たち』(いしいひさいち著、講談社)

 しかしまあ、何て魅力的な人間たちなんだろう。何度も読んだ人も、名前くらいは知っている人、そして、全く知らないのにじっくり読んでみたくなる人。どれもこれも興味深い。

 さて、描かれなかった近代の偉大な哲学者=キルケゴール、ショーペンハウエルについて、何で描かれなかったのは何故か、気になる。

 描かれた人について思ったことを適当に書く。

【ハイデッガー】
 この人と言えば世界=内=存在。時空間は留まらぬ。だから、意味づけが必要なのだ。美学が必要だと思う。ナチスに惹かれたのは分からないでもない。そして、ナチスは恐らくハイデッガーを裏切った。

【フッサール】
 エャPー(判断停止)なしで思考できるのだろうか? エエ加減でなきゃ、人間は死んでしまう、あるいはゾンビになるしかないのではないか? そもそも、理性で「立つ」ことは出来るのか?

【ヴィトゲンシュタイン】
 「この部屋に河馬はいない」という命題は確かに(論理の世界で)否定はできまい。「ない」は難しいのだ。悪魔の証明。「語りえぬ」ことは理性の世界では「沈黙すべき」なのだが、下種な心性としては「大いに語りたい」のだ。これが様々な進歩を産んだのも事実。ところで、この人はスウェデンボルグを知っていたのかなあ・

【カフカ】
 論理の世界に淫すると、多分『城』のような不条理の中をグルグルと巡るのだろう。

【ニーチェ】
 聖なるキチガイ。西原理恵子の祖父ならば「頭が溶けている奴」と言うだろうな。ルサンチマンは誰にでもある。神なき人にとって、己の力でもってその地平を踏み越えるとき、大いなる正午が拓けるんだろう。他力本願的にはちょっと違和感。共感するが。

【マルクス】
 彼の考えが科学的だとすれば、まさに、科学とは主観に支配されるものであることを証明したと思う。

【フロイト】
 人間の能動性を信じた彼は、「ぴとっ」としていたい=エロスを基礎に置いた。それが大抵叶わぬからエスで自己防衛する。俺は恐浮ナ同じコトを考えてみたい。いつになるやら。

【ユング】
 集合的無意識はどのようにして形成されるのだろう? 小生は、ガキ(4つ?)の頃雪原で必死こいて穴を掘っている夢を見た。雪原なんて風景、実生活は勿論、映画でも見た記憶がないんだが。夢の続きは浮ュて書けない。魂の輪廻転生を信じる所以だ。
(続)
コメント (3)
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