最近、ジェンダー問題というと、発言に気をつけねばらない。
とはいえ、現状の認識を正しくしないと、良い方向へは進まないでしょう。
この本は、男であることと女であることによって生ずるメリット・デメリットを社会学の方向から整理したものです。
男の体で女の心を持っていたり、その逆もしかりだし、女らしい男、男らしい女もいらっしゃるわけであるが、それはともかく、現状では社会がどのようになっているか把握することから始めるのが効率よい考え方だと思います。
男女のアイデンティティーの確立する構造の違いから、なるほどと思うこともありました。
男は、仕事ができる=もてる ですが、女は、仕事ができる≠もてる であり、
女は、仕事をできるようになろうとすると、もてるために他の部分も磨かないといけないため、労力がかかってしまいます。
しかし、男は、仕事ができないともてない。つまり、仕事ができるできないでもてるもてないが2極化するのですが、女は、仕事ができなくても容姿がよかったり、若かったり、家庭的であったりすれば、もてるのです。つまり、女は仕事ができてもてるのはたいへんだが、他の道も用意されている社会に生きていると言えます。
例外はたくさんあるとは思いますが、社会的事実を認識することにより、よりよい社会を作っていけると思うのです。
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