むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『春の夢』宮本輝(文春文庫)

2020年07月09日 | 読書

宮本輝の『青が散る』に次ぐ青春文学。
『青が散る』が部活スポコンものだとしたら、『春の夢』はラブコメものでしょう。
ただし、どちらも純文学。
誰もが、密かに見えない荷物を抱えていたり、見えない檻に入っていたりするところが宮本文学の真骨頂です。
設定は、漫画によくあるものなのですが、そこに重たいものを見え隠れさせることで、純文学に昇華しています。


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