このブログの趣旨とは外れるが、奄美に暮らす1人として考えたい。
ここ数年で顕著に島の衰退が目立つようになってきたように思う、私もサービス業を営む者として日毎に肌で感じる、今、国の政局は大きく揺れている、ご存知のとおり島の財政は国と県に大きく依存している、自主財源は3分の1程度しかない、この15年くらいの間に国は莫大な借金をしながら成り立たせてきた、でも、もうこれ以上借金は増やせないという事で小泉内閣より締めにかかっている、確かに当初の目的バブル崩壊後、まともにその影響をくらったら国が混乱するまずは借金でもして飯を一杯食わせば活力となって元気な国になると思っての事であったのだろう、しかし結果はうまい飯をたらふく食って太って動けなくなった地方都市を増やしただけだった、先日の参議院選でどの党が躍進しただの、どの党が減っただのと毎日のニュースで踊らされていても真剣に向き合わなければならない問題はここにあると思う、どの政党が勝とうと島に特別美味しい話は廻ってこない。日本の借金700兆円、このことを解決する努力をおこたり国のせいだけにするのではなく、個々の町に暮らす市民として考えなければ何の未来も開けないと思う。奄美群島や沖縄・北海道は際立って国に依存して来た、それゆえにまともに構造改革のダメージを受ける、上位団体の鹿児島県も財政健全都道府県ではランキングでは下の方に位置する、過去2年は国からの国庫金削減分を県が補ってくれたが、県も金が無い、県本土が火の車なのに地続きの交流効果のない離島に回す金など余計無い。市の積立金も底を着いた。
追い討ちをかけるように高齢化比率は高まる一方である、長寿の島とのんきな事を言っている場合じゃない。8月に入っても市の財源となる公共事業が動き出さない、これ以上我慢できなくなったら職を求めて都会へと出て行かなくてはならない、そうなると余計高齢化比率は高まり、限界集落じゃなく限界市となってしまう、昨年騒がれた夕張市に次ぐ財政破綻地方市町村は現実のものとなる。
もう少し真剣に未来の奄美のためにみんなで考えよう。
参考 奄美市のホームページ
夕張市関連のブログや記事等より破綻後の生活を覗いてみて下さい。
お金じゃない、幸福感あるライフスタイルのモデル市を確立したいものだ。
以上は私個人としての考えです、意見や異議、指導等が御座いましたらご意見下さい。
島は昨日より「奄美まつり」が始まった奄美市の夏の最大イベントだ、島唄大会、花火、舟漕ぎ、パレードと4日間の予定で行われている。とりわけ明日の舟漕ぎ競争は約200チーム単純計算でも1400人の選手が参加すると言うことになる、毎年頂点を目指し熱い戦いが繰り広げられる、今年の頂点はどのチームだろうか?。同じ週末には宇検村や離島の町や村でも夏祭りが行われている。
さて、そんな中、大浜海水浴場は賑わっているのだろうか行ってみた。先週の平日に比べたら少しは多いような気がするとは言ってもまばらだ、ビキニ姿のお嬢さん達が目に嬉しい、地元の子はめったにビキニで泳ぐことはないから観光か帰省のお嬢さん達だろう。公園内の木陰では赤ちゃん連れの家族や、学生達がくつろいでいる、浜辺の木々にはメジロが集り何かをついばんでいる・・・・島のゆる~い時間が漂っている。
今年の花火は天候に恵まれ何処からでも綺麗に見ることが出来た。
明日にも台風5号(ウサギ)が接近しようと言う中、それもよりによって台風側の太平洋へ昨日のカヌー大好きお嬢さんを連れ立って漕ぎに行くことに、だって東シナ海側のほうが波風強かったもので。というのは台風からの巻き込む風が東シナ海側にあたって逆の太平洋側は島影となり岸沿いは強い風が当たらないと言う訳です。
サーファーのメッカ手広ビーチは車が一杯、台風接近と言うことで大賑わい、リーフを大きな波が巻き込みながら叩き付けている、それを横目に見ながら加世間(かせけん)の港から漕ぎ出す。リーフの外は波長のなが~いゆるいウネリ、海面全体が持ち上がったり、下がったりの感じだ、向かい風を避け追い風となる戸口側へ向かって出発だ、このあたりは水面が粗れていなければとても綺麗な海底が続く場所であるが今日は無理その景色を見ることは出来ない。途中上陸して休憩を取りたいが危険で上陸できない、しばらく行くとリーフの亀裂が走る場所からリーフの中へ、リーフに上がりサザエでも採ろうかとリーフの先端に向かうが時折台風ウネリが乗り越えて押し寄せてくる、波にさらわれそうで危険なのでこれまた退避、仕方ないから浅場で小物の貝拾い、浜辺に上がってランチタイムのまったりタイム。
ところがそんなのんびりしている場合じゃない、潮は満ちてくる、風も強くなる。女性2人2艇はこの状況で風上に向かって漕ぎ帰るのは無理と判断。私と大助で出発点へ車を取りにと漕ぎ出す、ほんの少しの時間で海はガラリと変わる、リーフに砕ける波の音も大きくなっている、漕ぐのを止めると風で押し戻されそう。
行くときの倍近い時間をかけて到着、そしたら今度は車2台のタイヤが砂に埋もれて出られない・・・・
その間置いてけぼりのお二人さんはリーフの間でシュノーケリングで海中散歩。
砂地獄から脱出し置いてきた2人を迎えに行き舟を担ぎ上げて積み込んだ。
防水「写るんです」で結構写るんです。