奄美豪雨
とんでもない数日でした、19日の夜、笠利の友達の家から帰りながら雨が強くなり始めた、家に帰り寝るまでも強い雨は弱まることは無かった、翌日起きてもその雨は続いていた、店の裏の側溝や山肌から滝のような水が流れ落ちている、何時もの台風時のことだと思っていた。
お昼を過ぎ従業員の携帯になにやら凄いことになってるの連絡がありテレビを点ける、店の入り口の天井より大量の雨漏り、しばらくしてニュースで大変なことになっていることを知らされる、近くの川へ様子を見に行く、河口から上流に向かうに連れその異常な光景を目の当たりにする。朝傘をさして普通に登校した子供達が町内会の人達や車に乗ってあわてて迎えに来る父兄達、消防団の車に誘導されて下校している、川の土手すれすれのところまで嵩を増した土石流がものすごい勢いで流れている、山の斜面全てが川と化し出口を求めてメチャクチャに流れている。
夜のニュースで住用町の市役所支所の写真で事の重大さを知る。
3日経った今日、住用町から宇検村経由で大和村に入り親戚や友人達の家を回って来た、テレビの報道も少なくなってきたが報道されない村々の被害もかなりの広範囲に及ぶ、幹線道路が通れるようになったと言っているが復旧されたわけではない、全てどうにか通れるようになっただけで何時また崩れるか危険な道である、完全復旧まではまだまだ時間が必要となりそうだ、家財を失いライフラインと情報を失って不安な夜を過ごした人達の気持ちを思うと心が締め付けられる。
多くが僅かな収入と年金と小さな畑で生活している地域である。
島中の土木建設会社の重機がフル活動している、村々の青年団や住民達が助け合って後片付けを行なっている、中学生が部活のユニホームを泥だらけにして家財の運び出しをしている、小学生たちもしかりだ、シマッチュの力は凄い。
私には微々たる力添えしか出来ない、無力だ。
こんな状況なのに南の海に発生した台風14号が島へ向かっている。
続く台風14号、くれぐれもお気をつけ下さい。