打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

パパになった日のために 第三位

2006-05-27 09:03:39 | Weblog
今更こんな事を言うのもアレなんですけど、私は漫画がすごく大好きなんですよ。

で、私ももうそろそろいい年ですよ。ですからいつか結婚とかすると思うんですよね。いや、できるかな? まぁ、いいや。できることにしておこう。ま、ちょっとは覚悟しておけ。

と、いうわけで将来パパになった時に子供に読ませたい漫画のベスト3を選びたいと思います。親は自分が面白いと思う漫画をバンバン読ませればいいんですよ。それを読んで自分が育ったわけだから。

ちなみに、私が生まれて初めて読んだ漫画は「忍者ハットリくん」でした。1歳の時に読んでいたそうですよ。だから私は漫画で言葉を、文字を覚えたといっても過言じゃありません。そのため私は福岡生まれの福岡育ちなのですが、方言を使わないのです。


というわけで今日は「将来子供に読ませてあげたい漫画、第三位!」


○ 風雲児たち  みなもと太郎著



読むたびに「ああ、人間ってすごいな!」と感動してしまう漫画です。
所謂、歴史漫画なんですが作者がギャグ大好きなのでギャグ大河漫画と言った所でしょうか。ギャグ漫画なんだけど切なく、切ないけど笑える。つくづく、歴史というのは悲劇と喜劇の折り重ねでできているんだなと痛感してしまいます。


この漫画の連載が始まったのが1979年。そして掲載雑誌を変えに変えて、いまだに連載されているという、まさに大河漫画ですよ。

なんでこんなに連載が続いているのか……もともと、この漫画は幕末の日本について描く予定だったそうですが、幕末の混乱を語るには幕府の成り立ちから語らねばならない!と関ヶ原の決戦(1600年)から始まったのです。

そしてアレを描いてしまったならコレも描かないといけない……とドンドン描くことが増えてしまい、こんな大河漫画になってしまったらしいのです。

だって、ついこの間出たコミックス(風雲児たち幕末編9巻)の内容が1855年。安政の大地震まで描かれているのです。27年かけてようやく255年分の歴史を描きあげたのです(編集部の意向で暴走した時代もありますが)


またこの漫画の特色として、学校の歴史の教科書では名前が載るか載らないかという人物にスポットを当てたり(保科正之、高山彦九郎、など)連載当時では悪人と評されていた田沼意次を肯定的に描いているなどがあります。

ちょっと話がずれますが、歴史上悪人とされていた人たちの評価がここ十数年見直されていますよね。一番良い例は、やはり明智光秀でしょう。昔は主君殺しの卑劣漢扱いでしたが、最近の歴史小説やドラマでは横暴な主君に追い詰められ苦悩するインテリとして書かれる事が多くなっているようです。

現在1855年。大政奉還まであと13年。一体、どれぐらい連載が続くのかわかりませんが、作者のバイタリティ(なんと同人誌作ってコミケに参加していたりします。現在、みなもと先生は59歳。この年でコミケ参加。しかも、女の子の絵が現代っぽい絵柄になっているのもいろんな意味でスゴイ)が熱いのでまだまだ連載が伸びそうです!それは嬉しいのですがせめて私が老衰で死ぬまでに終わらせていただきたい!(ここ、笑う所ですよ(笑))

明日は2位の漫画について書きます。