山姥のくるみ餅猟奇風味

明日が代休なので日曜の夜を夜更かしで楽しむ。

小腹が減ったので冷蔵庫の扉を開く。こんな時に限って食べるものがない。

ではコンビニにでも行くかと思っていたら、鏡餅があったことを思い出す。鏡餅といってもプラスチックの鏡餅容器に小さい丸餅が入った奴だ。福岡の餅は丸い。

私には好きな餅の食べ方がある。それはチョコレート「メルティキッス」を餅に包んで食べることだ。夜食にしてはちょっとカロリー高すぎかもしれないが、たまにはよかろう。

早速、コンビニでメルティキッスを買ってくる。まずは電子レンジで餅を加熱する。水に濡らした餅をレンジで1分と少し加熱する。餅は皿にぺったんこになっている。

ここからがスピード勝負だ。メルティキッスを素早く餅にくるむ。この過程は非常に手が熱いのだが、美味のためなら仕方がない。まるで海原雄山みたいなこと言ってるな。上手にメルティキッスを包んだら、1分程度待つ。餅の熱でチョコが溶けるのを待つのだ。

食べる。ものすごく美味い。みんなも試してみればいい。

さて、餅に何かを包んで食べるというと思い出すのが「三枚のお札」の話。

山姥と出くわした小坊主が三枚のお札に助けられて寺まで逃げ戻り、和尚さんが山姥を退治するという話だ。和尚さんは山姥をおだてて豆粒のように小さくさせ、そこを素早く餅に包んで食べて退治する。

……実に猟奇。でもちょっと美味そう。ちょっぴり塩っぽい味がしそうだ。

そんなことを考える眠れない午前2時。