打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

「軍師官兵衛」二話感想(地元贔屓)

2014-01-13 21:18:23 | Weblog
相変わらず、視聴者にやさしい作りになっているドラマですね。信長が美濃攻めをしている時期と視聴者に教えつつ、官兵衛パートを進めています。

美濃攻めのシーンから地図表現で官兵衛パートに移動した時にうちの母親が「官兵衛のいる所は小さいんだね」と言いました。

そうなんですよね。その時代のメインをひた走っている信長に比べると、小寺、赤松の戦はどうしても小さく見えてしまうのです。信長が異常なだけで、こっちが普通なんですけどね。織田軍の武将たちは当世具足を着けていたのに対して、小寺軍の武将は源平合戦みたいな具足を着けていたのが印象的でした。織田家の先進性が伺えますね。

さて、信長パートで信長が柴田勝家に対して不信感を抱いているようなシーンがありましたが、それは当然のことです。信長が弟の信行を殺して母親の土田御前から「お前は鬼か」と言われていましたが、もともと信行の方が先に信長を殺そうとしたのです。

しかも一度、信長は信行を許しています。それでもまた裏切ったので、信長は信行を呼び出して殺したのです。信長が勝家に不信感を持っているのは、かつて勝家が信行派に属していたからです。自分を裏切った相手をそうそう信頼できないでしょう。

二話では「才気が走り過ぎる」という弱点が出てきましたね。優秀であるために人の気持ちをわかろうとしない悪癖。これが有岡城での悲劇や、本能寺の変における秀吉との確執へとつながっていくんだろうな。ドラマではここをどう表現するのか楽しみです。

贔屓目を除いても大河ドラマとしては優秀だと思いますけどね。別にありえないレベルの活躍をしているわけでもなし。投石部隊も登場していたし。丁寧な時代劇だと思いますよ。